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ETC1000円時代のミニバン選び(2ページ目)

条件はあるが、ETC1000円時代が今月末にもやってくる。この際に公共交通機関から愛車に長距離の移動を変えようと考えている向きもいるはず。燃費、パワー、快適性など何を重視するかで選択も変わってくる。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ホンダらしさ健在

フロントマスク
エリシオンのディメンションは、全長4845×全幅1830×全高1790mm。燃費はJC08モードで10km/Lを切る程度。価格は291万~381万2000円、プレステージは316万~423万2000円
昨年末にマイナーチェンジを受けたホンダ・エリシオンは、新しいオデッセイの影に隠れている感もあるが、同社のフラッグシップ・ミニバンだ。走りはホンダらしく2.4Lで十分に高速をかっ飛ばせる。さらにパワーを!というなら3.5Lを積み、300馬力に達するモンスター・ミニバンたるプレステージが控えている。少しアクセルを踏み込めば、ドイツの高級セダンにも道を空けさせるパワーと面構えをしている。個人的にはオーバー・スペックだと思うが、速さにかけては売れているアルファード/ヴェルファイアの後塵を拝することはない。

広さも大人が3列フルに乗っても十分で、1-2列目のフルフラットはしにくいが、2-3列目を使えば仮眠もOK。二人で仮眠しながらスキーやサーフィンの相棒としても向いている。

本命はやはり!?

フロントマスク
国産ミニバン最大級のサイズを誇るアルファード、ヴェルファイアは、全長4850×全幅1830×全高1890mm。駐車場事情と現実的にこのサイズを家族を含めて扱えるかよく検討してから購入したい。価格は300万~468万9000円
高速道路を安楽に走るなら、ミニバンに限らず日本車の中でもアルファード/ヴェルファイアがナンバー1といえるかもしれない。恐ろしいほど静かで乗り心地がよく、スルスルと驚く速度に達している。横風が多少強くても矢のように突き進む。2.4Lの軽快さが残る走りも捨てがたいが、3.5Lの280馬力に身をゆだねてゆったりと、ときには本気を出して飛ばせば、遠く感じた目的地にもあっという間に到着する。アルファード、ヴェルファイアらしさをコッテリと味わうなら、やはり3.5Lが本命だろう。

エリシオンも、まだフルモデルチェンジを敢行できていないエルグランドと比べても、ロングクルージングの安楽さでいえば、アルファード、ヴェルファイアには及ばない。

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