短所を吹き飛ばす長所
レガシィの3シートバージョンといった印象を受けるエクシーガだが、見た目よりも居心地がよく、ファミリーにも十分にオススメできる。全長4740×全幅1775×全高1660mm。価格は199万5000円~278万2500円 |
NAモデルも魅力
3列目はシートアレンジよりも「座る」ことを重視した造りで、きちんと座れる。ヒンジ式ドアながら乗降性もよく考えられている |
一番人気は43%を占める2.0GT。ターボである最上級グレードが売れるのは、いかにもスバルらしい。スバルらしさといえば、4WDが75%近く占める。どんな新車もデビュー時は、上級グレードが売れる傾向があるため、そうした状況も反映しているのだろう。2.0GTは、想像していた以上に乗り心地がよく、ハイオクガソリンを指定する以外、大きな不満は見られなかった。
半数以上になるNAモデルも好印象だ。上り勾配のきつい高速道路ではもう少しパワーが欲しくなったが、実用上は問題ないだろう。乗り心地は2.0GT以上に軽やかで、1、2列目の乗り心地は上質といえるレベル。リヤタイヤに近い3列目はもっともタイヤからの振動が伝わるが、大きな欠点とまではいえない。逆に、見た目よりもきちんと座れる居住性を褒めたい。
今年前半でベスト・ミニバンといえるスバル・エクシーガを、今秋登場予定のオデッセイが超えるか興味深いところだ。
次ページはアルファード、ヴェルファイアについて