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マイバッハより高い国産車!?

誰もが一度は乗ったことがある観光バス。でも、運転した人はほとんどいない。そんな観光バスの新型モデルに試乗する機会を得た。全長12m、4000万円超という超弩級モデルのドライブフィールをお伝えしよう。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

オプションだけで1000万円!

外観
三菱ふそうの新型「エアロクイーン」。標準モデルの価格は4254万円。試乗車はさらに1000万円程度のオプションをプラスしていた
今までバスの試乗レポートなど読んだことがない。それなら書いてみましょうか、ということで、15年ぶりにフルモデルチェンジした三菱ふそうの「エアロクイーン」のハンドルを握ってみました(有償の運行じゃなければ通常の大型免許で運転可能)。

まずスペックから。価格は標準仕様で4254万円。普通、注文住宅並みの様々なオプションを付けるそうで、試乗車の価格を聞くと「計算してないので正確じゃありませんけれど、およそ1千万円のオプションが付いていると考えて頂ければ」。う~ん。ロールスロイスやマイバッハより高いのね。

運転席
さまざまスイッチが機能的に並んだコクピット。サスペンションの固さとステアリングの重さは3段階で調整可能。
全長はバスの規格最大の12m。全幅2.5m。車重16.3トン。今回の目玉がエンジン。尿素SCRシステムを使うことにより世界一厳しい平成17年規制をクリア。この規制をパスしているエンジンであれば、普通に走っている限り、臭いも目視出来る黒煙も出さないというクリーン度を持つ。

ちなみに尿素水(無臭。リッター100円程度)は大型トラックも使用しているため、最近はガソリンスタンドなどで補給可能。尿素を使わないと規制値より濃度の濃い窒素酸化物を含む排気ガスになってしまうが、尿素切れを感知したらエンジンが始動出来ないようになっている。

次ページでいよいよ試乗!
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