F1の本場、イタリアでレースを観戦する

またひとつ夢が叶った・・・
鈴鹿に産まれ、レースに魅せられ、F1に憧れを頂いた少年時代。その夢を叶えるべく、ガイドはイタリアへと旅立った。イタリアといえばF1創成期から参戦を続ける名門チーム「フェラーリ」の地元であり、サーキットはフェラーリを応援する熱狂的なファン=ティフォシたちでスタンドがあふれることでお馴染みだ。

レースが好きになってしまったなら、一度は訪れたかったイタリア。日本よりもはるかに長い歴史を持つ本場の空気を味わうべく実行したイタリアの旅を2回に渡って御紹介する。まず第一回は「イタリアGP観戦記」をご覧いただきたい。
イタリアGPの舞台モンツァを走るF1マシン
【写真提供:Bridgestone Motorsport】

世界有数の熱狂サーキット、イタリア・モンツァ

伝統的にイタリアGPが開催されているサーキット「アウトドローモ・ナツィオナーレ・モンツァ」はフェラーリファン=ティフォシの聖地と呼ばれている。ここは1950年のF1創世記から一度を除きイタリアGPを開催し続けているサーキットで、今回でF1の開催は59回目を迎えた。まさにスパ・フランコルシャン(ベルギー)、シルバーストーン(英国)と並ぶF1クラシックコースの一つである。
モンツァはF1のサーキットの中で最もアクセル全開率が高い超高速コース。ダウンフォースを最も少なくして走るチャレンジングなサーキットだ。かつて使われたオーバルコースも今も残されているし、ロゴマークにもそのまま書かれている。

今年、私が海外でF1を観戦できるチャンスは限られていた。8月末のスパ・フランコルシャン、9月中旬のモンツァ、そして市街地で開催される9月末のシンガポールのこの3つが候補にあがっていたのだが、やはり観戦するならF1を代表するチームであるフェラーリのお膝元=イタリアで観戦したいと思い、計画を練り始めた。

「モンツァ」という地名は知っていたがイタリアを訪れたことがなく、いったいどのあたりにあるのかもよく分かっていなかったが、イタリアをチョイスしたのは正解だったと後で知ることになる。というのもモンツァはイタリア有数の商業都市ミラノから僅かに15kmしか離れていない非常にアクセスの良いロケーションだからである。
ミラノ中央駅

イタリアの鉄道「トレニタリア」のミラノ中央駅から「レジョナーレ」と呼ばれる普通列車に乗って僅かに20分ほどでモンツァ駅に到着する。そこから無料のシャトルバスでモンツァの町並みを見ながら10分ほど揺られるだけで、森の公園の中に作られたサーキットに到着することができる。名古屋市内から鈴鹿が電車で50分ほどかかることを考えても、F1が開催される常設サーキットとしては最も大都市に近く、アクセスが良いサーキットかもしれない。レンタカーを借りる必要がなく、これはラッキーだった。