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ランエボXのホロ苦なデビューレース(4ページ目)

昨年発売された三菱自動車のフラッグシップマシン「ランサーエボリューションX(エボテン)」がついにスーパー耐久シリーズのST2クラスにデビュー!そのデビューレースの模様をレポートします。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

決勝レースではチーム力でエボテンがトップ快走

スーパー耐久500kmレースのスタート
ST3クラスのマシン、NSX, Zの後方にオーリンズランサーがいる。
【写真提供:MOBILITYLAND】

快晴の中、行われた決勝レースは87周(約500km)の長丁場。いくら予選がうまく行かなくとも、決勝レースではまた別の展開が待っているのが「スーパー耐久」の面白さです。さて、そんな決勝レースでは11号車「オーリンズランサー」(中谷/木下)はクラス4番手からクラス違いのマシンをかき分けながらスタート。
オーリンズランサー
【写真:辻野ヒロシ】

まずは中谷明彦が序盤からペースアップして徐々に順位をあげていきます。そしてライバルの脱落もあり、ついにはトップに。しかし、中谷は130Rで勢いあまってコースアウト。ブレーキダクトを破損し、パーツを引きずりながらの走行となりました。これに対しピットインを命ずる指示(オレンジディスク)が出され、中谷はピットイン。そのままルーティーンのピット作業をこなしますが、計算上は2回目のピットインで燃料を満タンにしても少し足りない計算になり、あと1回余分な給油ピットインが必要であることが分りました。

こうなると有利になるのは安定したペースで自分たちのレースを続けていた37号車「シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー」(和田 久/大瀧賢治/HINOKI)です。
#37 シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー
【写真:辻野ヒロシ】

もう1度余分なピットインが必要となる11号車「オーリンズランサー」は猛プッシュ。追いかける37号車「シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー」をジリジリと離します。残り10周を切ったところで11号車「オーリンズランサー」は給油のためのピットイン。その頃には築いたリードは1分近くになっていたので、余裕しゃくしゃくピットアウト!

しかし・・・

決勝レースの結末は次のページで!
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