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ドゥカティとブリヂストン、念願の王座に

ツインリンクもてぎで開催されたMotoGP第15戦・日本グランプリでドゥカティに乗るケーシー・ストーナーがMotoGPクラスの王座を獲得!今回はイタリアンバイク、ドゥカティの魅力に迫ります。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

ドゥカティがついにMotoGPチャンピオンに!

ドゥカティのケーシー・ストナー
(写真提供:モビリティランド)

オートバイ・ロードレースの最高峰、MotoGPロードレース世界選手権の第15戦『A-STYLE日本グランプリ』が栃木県・ツインリンクもてぎで開催され、9月23日(日曜日)に開催されたMotoGPクラスの決勝レースで、ドゥカティのケーシー・ストナーが年間チャンピオンを獲得した。

ドゥカティがロードレース世界選手権(以下、WGP)の最高峰クラス(500cc/MotoGP)クラスを制するのは初めてのこと。ヤマハ、ホンダ、スズキの日本の3メーカーに乗ったライダーが1970年代からチャンピオンを獲得し続けたが、今年ついに日本メーカーの連続チャンピオン記録に土がつき、33年ぶりに海外メーカーのバイクがチャンピオンライダーを輩出した。

イタリアンバイクの至宝、ドゥカティのレース活動

ドゥカティはスポーツバイクを中心に走り追求型のバイクを生産し続けるイタリアのメーカーだ。4ストロークエンジンを得意とし、4スト市販車ベースのスーパーバイク世界選手権には大会初年度から参戦。2006年もスーパーバイク世界王者に輝いている。
ドゥカティのMotoGPマシン、デスモセディチ
(写真提供:モビリティランド)

そんなドゥカティがWGPに登場したのが、最高峰MotoGPクラスが4ストローク化された2003年のこと。デビュー戦からいきなり3位表彰台を獲得しファンを驚かせた。

ドゥカティと言えばL型エンジンの「ドドドドッ」という低音サウンドが公道でお馴染みだが、もちろんMotoGPマシン「デスモセディチ」にもL型4気筒エンジンが搭載され、迫力のエンジンサウンドを轟かせている。さらに車体もドゥカティの市販車の特長であるトラスフレームが採用されていたりと、純正レーシングマシンにもドゥカティスタイルのマシン作りやそのアイデンティティが活かされている。

今年、ドゥカティが大躍進した秘密とは? 次のページでご紹介します!
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