ETC/ETCの基礎知識

新高速料金、“上限2000円”とは限らない!?(2ページ目)

6月から高速道路料金が改定される。ETCの有無に関わらず、平日・休日、全ての時間帯で一律の上限料金を定める仕組みだが、果たして今後、ETCは必要なのか? 意外な落とし穴がありました。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

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ETC
ETC廃止となると、再び料金所付近で渋滞が生じるだろう。そうなると、結局、再び似たようなシステムが必要となる

また、首都高に代表される都市高速もETCの利用を前提とした距離制が導入される。現金なら上限料金の900円を有無を言わさず取られることに。民主党の主張からすればETC廃止を前提とし、様々な制度を組み立ててきているように見えます。

そのために「5万円走ったら8000円のプレミアムを付ける」というハイウェイカード時代から続いていた『マイレージ割引』まで廃止した。でもETCを廃止したら、料金所は再び渋滞するようになり、早晩ICカードなど使うシステムの導入を迫られるハズ。

こんなに普及したETCシステムをやめ、またぞろ新しいシステムを入れるつもりなのか? だったらETCシステムを活用し、国道にバイパス作る計画のある区間のみ無料化する(例えば関越道の越後湯沢~六日町間)という施策などやったらどうか。

高速道路と重複する区間のバイパス作りを止めれば、多額の建設費が浮く。そもそも次の選挙で民主党負けたらETCを大復活させるかもしれません。ここまで投資したシステムは、有効に使うべきだと思う。皆さんいかがでしょうか?
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