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プリウス“ブレーキ不具合”から分かること

トヨタの現行プリウスに見られるブレーキ不具合。日米含め、約30万台がリコールの対象になるという。既に納車済みの人、まだ納車待ちの人、どう対応すればよいのだろうか?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

4台のプリウスに乗ってみたが……

プリウス
昨年5月の発売から大人気の新型プリウスだが、でこぼこした悪路や滑りやすい雪道で、ブレーキが瞬間的に効かないという現象が起きている

プリウスのブレーキの件、オーナーやユーザー、そして納車待ちの人はどう対応したらいいだろう? まずブレーキ抜けを日常的に経験している人から。トヨタの対応に納得できないなら、マスコミに連絡することをすすめたい。

全てのプリウスで出ている現象じゃないからだ。今やどのメディアもブレーキ抜けをするプリウスを探している。少なくとも私が試した4台のプリウスは、どうやっても症状出なかった。

また、残念ながらブレーキ抜けを体験した人の意見を総合すると、やはり相当怖いらしい。そらそうだ。1mでも短い距離で止まりたい状況で0.5秒以上ブレーキが効かないというのだから……。こういった人はトヨタの会見を見て危機感の薄さに怒っている。

もしブレーキ抜けに遭遇してしまったら、ブレーキの踏み増しを行えば良い。ペダルを同じ強さのまま踏んでいると、ブレーキセンサーからの情報が制御コンピューターに届かないようなのだ。ペダルを動かせば「止まりたいの?」とクルマ側も気づく?

ちなみにそう遠くない時期に、対策済みのプログラムが出回ると思う(すでに出回っているというウワサも)。2時間くらいで書き換え&チェックが済むそうな。書き換えられてしまうとメディアに「こんな怖い!」ということをアピール出来なくなります。

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