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“世界トップレベル”の東京モーターショー

100年に一度といわれる不況の中、ほとんどの海外メーカーが不参加となった東京モーターショー。しかし、出展されている技術を見てみると、世界トップレベルの技術が目白押しだ。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

各メーカーで異なるEVへの姿勢

東京モーターショー
トヨタ・FT-EV II(世界初出展)
iQより小さなパッケージに、4人乗車が可能。トヨタが提案する小型EVのコンセプトモデルだ

100年に一度といわれる不況で一時開催断念を検討した東京モーターショーが始まった。といったことを考えれば、大手の海外メーカーが参加していない状況も仕方ないかもしれません。一方、出展されている技術についちゃ依然として世界トップレベル。以下、簡単に紹介したい。

まずは環境技術。TVや新聞など一般メディアを見るとEVが盛んに取り上げられているものの、意外や意外! 新しい情報一切無し! トヨタとホンダのEVなど、詳細情報すら無し。というか、完全にハリボテのオモチャ級であります。おそらく急遽作ったコンセプトカーなんだと思う。

東京モーターショー
日産・リーフ
来年度にも発売される日産のEV、リーフも登場。車両の展示以外にも、EVの技術解説などに力を入れていた

なぜこんなEVを出したか? 今年の6月にカリフォルニアの排気ガス規制が微修正され、トヨタとホンダもEVを販売しなければならなくなったためだ。といっても1年間に1500台前後売ればいい。だったら日本でも販売できるような安価なコミューターにしましょう、となったんだろう。

EVで活路を切り開こうとしている日産や三菱自動車と全く意気込みが違う。これ、会場でコンセプトカーを見ていただければ「なるほどね~」と納得するハズ。まぁトヨタもホンダもEVを作ろうとしたら簡単。「EVを作っておけばイメージ上がるなら出しておきましょうね」という余裕の現れです。
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