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未曾有の不景気に挑むクルマたち(2ページ目)

世界的な金融危機に円高、クルマ離れ……。日本はもちろん、世界中の自動車メーカーにとって2009年は間違いなく厳しい年となる。果たして、この厳しい状況に打ち勝つクルマは登場するのだろうか?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド


世界初の量販電気自動車も

アイミーヴ
三菱・iMiEV。洞爺湖サミットに合わせて行われた洞爺湖キャラバンでは、858.7kmもの距離をたった1713円の充電代で走破し、その実用性を証明した。世界初の量販電気自動車に期待が集まる

●トヨタ・プリウス
5月の連休明けくらいに次期型プリウスの発売となる。動力性能&高速巡航時の快適性向上を狙い、1.8リッターエンジンとハイパワーモーターを組み合わせる模様。ボディサイズも一回り大きくなるようだ。気になるのが価格。10万円以上の値上げとなれば、インサイトにユーザーを奪われると思う。気になる実用燃費は現行モデルから5~8%程度向上出来れば100点だろう。インサイト対策として現行プリウスを併売か?

●スバル・レガシィ
6月にフルモデルチェンジされる予想。新型はアメリカ市場を重視した結果、現行モデルより二回りくらい大きくなると言われている。エンジンも2.5リッターがメインになるかもしれない。昨今の社会情勢を考えれば向かい風です。

●トヨタ・ウィッシュ
隠れたベストセラーカーとなったウィッシュが7月にもフルモデルチェンジを迎える。おそらくキープコンセプト。

●マツダ・アクセラ
すでにショーモデルが公開されているアクセラながら、7月あたりのデビューになるだろう。技術的な目玉となるアイドルストップ装置の煮詰めに苦戦しているというウワサ。

アクセラ
マツダ・アテンザ。2008年ロサンゼルスモーターショーで4ドアセダン、2008年ボローニャモーターショーにて5ドアハッチが発表された「マツダ アクセラ」(写真は北米販売車「Mazda3」)

●三菱iMiEV
ついに世界初の量販電気自動車が7月に発売される。ガソリン相場の低下により話題性は大幅に薄れてしまったものの、次世代エコカーの主役となること確実。ただ価格設定次第じゃ話題だけで終わってしまうかもしれない。


8月以降の予想は難しい。今回の景気低迷で商品計画が大幅に変更されていると思われる。情報揃い次第レポートします。
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