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北京にて。思い出すのは日本車ばかりかな

4月28日まで北京モーターショーが開催された。海外メーカーだけでなく、中国メーカーもこぞって意欲的な新作を発表するこのモーターショー。「中国車は模倣ばかり」という評判を払拭できたのだろうか。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

暴動一歩手前

北京モーターショー会場
北京モーターショーは4月20日~28日まで開催された。初日から会場周辺は大混雑
ここ数年、中国市場は急速に大きくなり、今やアメリカに次ぐ世界第二の販売台数を誇る自動車大国となった。当然ながらモーターショーも回を追う毎に規模を拡大。昨年の上海ショーなど、東京やフランクフルト、パリ、デトロイトと並ぶ規模になっている。

さて北京ショーだ。前回の北京ショーは街中にある古くて小さい会場を使って行われたが、首都の意地を見せ「上海にゃ負けない!」とばかり新しく巨大な会場に移転。世界第二の自動車王国として恥ずかしくない規模に成長した。

ハーフェイ
ハーフェイの新型モデル。エンブレムやデザインはどこかで見たような……

しかし! 会場こそ出来たものの、公共の交通機関無し。しかも本来マスコミ関係者しか来ないハズのプレスディなのに、大量の一般人が押し寄せることとなってしまう。当然ながら会場の近辺はニッチもサッチもいかない大渋滞! チケットの無い客と警備担当(警察)が、至る所で「入れろ」「ダメだ!」の押し問答を繰り返す状況。

しまいにゃゴーン社長のようなVIPが雨の中、会場まで歩かなくちゃならないという大混乱の初日となった。ちなみに午後になると暴動を恐れた主催者側が根負けし、全員会場に入れてしまい、もはや取材など出来ないくらいの混雑になる。

北京モーターショーの本領は次ページ
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