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北京にて。思い出すのは日本車ばかりかな(2ページ目)

4月28日まで北京モーターショーが開催された。海外メーカーだけでなく、中国メーカーもこぞって意欲的な新作を発表するこのモーターショー。「中国車は模倣ばかり」という評判を払拭できたのだろうか。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

どこか似ているような……

チェリー
コンパニオンがなぜか番号フダをつけてポーズをとるチェリーのブース

TVや新聞などではトヨタの渡辺社長のコメントやホンダの中国市場向けコンセプトカー、ワールドプレミア(世界初デビュー)となる日産ティアナなどを取り上げていたものの、日本のクルマ好きにとっちゃ興味なし!

やはり見所は中国特産の「パクりカー」や「めちゃくちゃハードルの低いハイブリッドなどの新技術」である。なかでも強烈なのが「長城汽車」と「チェリー」「ゲーリー」という民族系のメーカーだ。この3社、日本車のパクりからスタートし、今や生産台数数十万台規模という侮れない規模のメーカーに育った。

いずれもトヨタのパクりを得意としており、なかでも長城汽車は「前がヴィッツで後ろイスト」とか「前が新型bBの後ろ旧型bB」「まんまノア」というモデルを上海ショーに出展。大いに笑わせてくれる存在である。

最近「少し変えればコピーじゃない」と開き直り、北京では顔だけ違うラクティスや、フィアット・パンダを出してきた。ちなみに長城汽車のエンジン、中国東北部で生産されている三菱との合弁会社製だ。

ゲーリー
技術的には評価の高いゲーリー。ホンダ車よりもカッコいい!?

イケイケを売りにしているのがチェリー。コンパニオンを60人以上揃え(なぜか番号フダ付き)、燃料電池車からトヨタ方式のハイブリッド、ホンダ方式のハイブリッドまで出展している。最後にアンベールされたクルマを見てびっくり! ハイエースじゃないの! 

ゲーリーは技術的に頑張っている。ちゃんと動きそうなハイブリッドを始め、ホンダよりカッコ良いホンダ車のようなコンセプトカーや、フォーミュラーカー、イタリアのカロッツェリア風のカッコいいクーペも出展してました。

5月10日売り号のベストカーでも北京モーターショーをタップリ取り上げているので、興味ある方はぜひどうぞ!
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