“暫定税率ショック”に備えよ!
4月1日にはガソリンを入れられない事態が発生しそう。事前にスタンドに行くことをオススメする |
ガソリン諸税は「蔵出し税」という「製油所から出荷された時点」で課税される制度となっており、3月中に仕入れたガソリンには53円80銭の暫定税率が掛かっているのだ。
もしガソリンスタンドの経営者ならどうする? 暫定税率で仕入れたガソリンを3月の値段のまま売ればいいけれど、そんなこと許されまい。実際、大半のガソリンスタンドは3月20日あたりから仕入れを減らし始めてます。
かくして4月1日になるとお腹ペコペコの自動車とガソリンスタンドが日本中に多数出現してしまうことになる。これらをお腹一杯にしようとしたら、早朝からタンクローリーをフルに使い配送したって間に合わないと思う。スタンドのタンクも自動車のタンクも空っぽに近いのだから。
この“危機”に対し3月26日時点で政府は対応策(3月に仕入れたガソリンの減税措置をすれば、スタンドのガス欠は防げる)を出していない。よって長ければ4月7日くらいまで十分な供給が出来なくなる可能性大。もし4月1日から数日間クルマを使うなら、この記事を読んですぐスタンドに行くことをすすめておく。
走行距離の多い人や4月初めに長距離ドライブをする予定があれば、この際ガソリン携行缶を買い、そちらも満タンとしストックとして持つのもいい。ちなみに軽油はスタンドで販売する時に課税されるため、ガソリンより混乱しないと思う。
実は他にも下がる税金がある!