数年先にはクリーンディーゼルが主役?
ディアマンテクラスのラージサイズセダン「Concept-ZT」 |
世界初お目見えの2台目はディアマンテ級のラージセダンとなる「Concept-ZT」だ。注目したいのが2010年に市販を予定しているディーゼルエンジン(2.2リッター直4)。最高出力190馬力/最大トルク40kgmという、いかにも次世代クリーンディーゼルらしい優れた性能を持つ。
2010年市販予定のクリーンディーゼルエンジンを搭載 |
トランスミッションは三菱が今後採用を拡大していくと予想される「ツインクラッチSST」(VWのDSGに近いシステムで、ATの利便性とMT並みの効率を保ちながらMT以上に速い変速が可能)と組み合わせられる。ちなみに「Concept-ZT」はカムリやアコードと同じクラスに属するアメリカ向けギャランの次期モデルだと思われる。
コンパクトSUVにもディーゼル搭載
アウトランダーよりも小柄なSUV、「Concept-CX」 |
3台目はフランクフルトモーターショーですでに公開されている「Concept-CX」。アウトランダーよりも一回り小さいサイズのSUVで、イメージとしては以前ホンダにあったHR-Vが近い。パワートレーン系は「Concept-ZT」と同じく新世代クリーンディーゼルエンジン(排気量は1.8リッター。最高出力136馬力、最大トルク28kgm)にツインクラッチSSTが組み合わせられる。なかなか斬新なコンセプトとスタイルを持ったモデルなので、市販化されれば人気車となる可能性は十分ありそうだ。
こちらもクリーンディーゼルユニットを搭載。1.8リッターで最高出力136馬力、最大トルク28kgmをマーク |
今年の東京モーターショーは「新型GT-Rが主役」という前評判になっているが、三菱の出品もなかなか興味深い。2007年東京モーターショーでは、発売直後のランサーエボリューションも含めて、三菱に注目したい。
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