電気仕掛けのコンパクトスポーツ
「アイ」の電気自動車仕様「i MiVE」をベースにした「i MiVE SPORT」 |
このところ急速に活気を取り戻しつつある三菱自動車は、東京モーターショーに3台の意欲的なコンセプトカーを出展する(うち2台は世界初公開)。
1台目は排気ガスを全く出さない次世代のスポーツカー「i MiVE SPORT」。軽自動車「アイ」の電気自動車仕様「i MiVE」をベースに開発されたコンパクトサイズの4人乗りスポーツカーだ。「i MiVE」と同じくモーターやインバーターといったパーツは後輪部分に搭載。バッテリーを床下に置くというもの。前2輪にホイールインモーターが搭載されているので、駆動方式は「3つのモーターを使った4WD」ということになる。
4輪の駆動力と制動力を個別にコントロール可能 |
電気自動車ながら200kmの航続距離、180km/hの最高速度を誇る |
この4WDシステム、「S-AWC」と呼ばれ、後輪左右の駆動力を制御するE-AYCと、ホイールインモーターによる前輪左右の駆動力制御に姿勢制御デバイスASCを加え、4輪の駆動力と制動力を独立してコントロールすることができる(戦車のようにハンドルを切らなくて曲がる制御だって可能)。気になる航続距離/最高速は、それぞれ200km/180km/hと十分なレベルに達しているから凄い。
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