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これからのクルマは「さりげなく」エコ(2ページ目)

海外セレブが乗ったことで、一躍「エコカッコいい」クルマの代名詞となったプリウス。だが最近では、見た目は普通のクルマと変わらないけれど中身がスゴイ「さりげないエコカー」が増えてきているのだ。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

ディーゼルかハイブリッドか、車重が問題だ

デミオ
新型デミオに搭載する「ミラーサイクル」エンジンもエコユニットのひとつ
クリーンならディーゼルはECOである。何と言っても地球温暖化ガスである二酸化炭素の排出量がガソリンより少ない。しかも重いクルマになるほど有利。ハイブリッド車の場合、車重1.5トン以上になると、効率が悪くなってしまう。だからこそハリアーやエスティマのハイブリッドの燃費は伸び悩んでます。ディーゼルなら1.5トン以上の車重を持つクルマでも何ら問題なし。

ミラーサイクル
デミオのミラーサイクルエンジン
エネルギー効率や製造コストを考えると、1.5トン以上のクルマはディーゼル。1トン~1.5トンがハイブリッド。それ以下のクルマのパワーユニットとして、デミオに採用された「ミラーサイクル」のような効率の良いガソリンエンジン車が主流になると言われている。

「大気レベルの排気ガス」しか出さない究極のディーゼルエンジンは現在鋭意開発中。もちろん技術的なメドも付いており、2015年までの市販を想定しているという。そう遠くない将来、自動車は環境に全く負担を掛けないという、やさしい乗り物になると思います。
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