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マイバッハより高い国産車!?(2ページ目)

誰もが一度は乗ったことがある観光バス。でも、運転した人はほとんどいない。そんな観光バスの新型モデルに試乗する機会を得た。全長12m、4000万円超という超弩級モデルのドライブフィールをお伝えしよう。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

徹底的に滑らかに走れる

試乗
意外なほどパワフルでスムーズ。100km/h巡航も余裕でこなす
では試乗と行きましょう! クラッチを踏んでリモコン操作のミッション(シフトレバーは電気的なスイッチになっている)を操作し、スタート。予想していたよりマイルドなクラッチの繋がり感で、半クラッチを少し長目に取ってやると、超滑らかなに発進可能。

2500回転くらいまで回して2速へ。309馬力のエンジンは案外パワフル。フルに加速していくと、交通の流れに十分乗れるくらいの加速性能を持つ。ただお客さんに不快な前後Gを与えないため、フル加速することなど無いという。そりゃそうだ。

丁寧に走らせようとすれば、徹底的に滑らかに走れるのが印象的。シフトアップは早めに行うとギアチェンジしていることが解らないほどだし、ブレーキも微妙な制動力のコントロールを受け付けてくれる。ハンドルだって良い意味で鈍感。路線バスも同じコンセプトで作られているため、立った人を乗せても大丈夫なのだ。

内装
お客さんを快適に運ぶため、バスでもっとも大切な性能は「滑らかさ」
高速道路にも乗ってみた。これまたイメージしていたよりパワフル。ターボ付き軽自動車とターボ無し軽自動車の中間くらいの加速だと考えていただければよかろう。もちろん100km/h巡航なんか余裕のよっちゃん。

サスペンションの固さとハンドルの重さは、それぞれ3段階から選べる。三菱ふそうのエンジニアに聞くと「サスペンションは標準に。ハンドルを最も軽くして乗るのが普通のようです」。横風時などの際、「サス硬く、ハンドル重い」モードを使うらしい。

バスで最も大切な性能は何なのか聞いてみたところ「やはり滑らかに運転できるかどうかですね」。同じエンジンを使うトラックなどと全く別物。トラックの場合、滑らかさよりフル積載状態での加速性能が重要になる。

あまりの楽しさに大型二種免許を取ろうかと思った。されど「観光バスの運転手はどの会社でも花形なので、なかなか乗れません」。免許有れば仕事が出来るというワケではなさそうです。

【関連リンク】
三菱ふそう公式サイト
三菱ふそう お客様相談センター TEL0120-324-230 
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