2001年、クリスタルとジェムストーンを贅沢に組み合わせた〈プレシャスビジュウ〉コレクションを打ち出した《バカラ》。2002年の今年は、初めてのリスト・ウォッチ〈B on Time〉がまもなく日本のショップを飾ります。
トレンド感のあるトノー(樽)形ケースのベゼルは、もちろんクリスタル。メタル部分には18Kイエロー・ゴールドやホワイト・ゴールド、ピンク・ゴールドが使われ、モデルによってはダイヤモンドやサファイアが散りばめられます。とびきり華やかでラグジュアリーなジュエリー・ウォッチです。
注目したいのは、全15色のクリスタルと、4つのレザー素材が揃ったストラップのバリエーションの豊富さ。ストラップはインターチェンジャブルで、自分で簡単に好きな色のレザーに替えることができます。どうです? かつて、これだけ色を自由に選べるウォッチがあったでしょうか?
しかも、このコレクションの最大のメリットは、同じバカラのビジューをあわせて着けることで、完璧な色合わせが楽しめるということ。ウォッチ単体で着けるだけでなく、イヤリングやペンダント、リングとカラー・コーディネイトすることで、一つひとつがぐっと引き立ってくるのです。
▲〈B on Time〉2 103 792
クリスタル(イリゼ クリア)/
18Kホワイト・ゴールド/ダイヤモンド(計0.01カラット)/
ロジウム・ダイヤル/クォーツ/
エナメル・コーティングのグレーのカーフ・ストラップ/
¥650,000
Photo: Courtesy of Baccarat
画像を見て、ウォッチの右側にあるはずのリュウズがないのにお気づきでしょうか。バランスのよいトノー形を実現するために、リュウズはケースの裏側に隠されているのです。ブルガリの新作〈B.zero1 ウォッチ〉も、同じスタイルでしたね。
これまで、ケース裏側のプッシュ・ボタンで時刻を合わせる機能は、汗に弱いなどのデメリットが大きいイメージがありましたが、最近のものは耐汗性がかなり改善されているようです。リュウズがないと何といっても全体がスマートに見えるので、デザインにこだわりのあるブランドのウォッチは、今後このスタイルが増えていくことでしょう。
▲写真左:〈B on Time〉2 103 777
クリスタル(アクアマリン)/
18Kイエロー・ゴールド/ダイヤモンド(計0.01カラット)/
シャンパン・カラー・ダイヤル/クォーツ/
ブラックのボックス・カーフ・ストラップ/
¥450,000
▲写真右:〈B on Time〉2 103 795
クリスタル(オニキス)/
18Kホワイト・ゴールド/ダイヤモンド(計0.95カラット)/
ブラック・ダイヤル/クォーツ/
ブラックのクロコダイル・ストラップ/
¥1,580,000
Photos: Courtesy of Baccarat
▲写真左:〈B on Time〉2 103 797
クリスタル(パルム)/
18Kホワイト・ゴールド/ダイヤモンド(計0.96カラット)/
ロジウム・ダイヤル/クォーツ/
パープルのクロコダイル・ストラップ/
¥1,580,000
バーゼルのブースでは、ウォッチはビジューとあわせて
ディスプレイされていました。同じパルム色の
新作クリスタル・リング(写真右)といっしょに着けたい!
実はこのウォッチ、昨年3月の時計見本市《バーゼル2001》ではすでに発表されていました。しかしバカラにとっては何しろ初めてのコレクションとなるだけあって、アフター・サービスなどのさまざまな問題をクリアするのに時間がかかってしまった模様。実に1年以上待たされたわけです。初めて目にしたときから「欲しい!」とチェックしていた〈B on Time〉ですが、パリでは日本より一足早く、すでに店頭に並んでいるとの話。これはもう、なんとかしてこの夏パリへ飛ばなければ…。
■お問い合わせは、バカラ パシフィック 電話 03-3585-3076
WEBサイトは、www.baccarat.fr