ベージュ系カラーは、ベーシックカラーとしても人気が高い反面、地味になりがち。実は、着こなすのが難しい色の1つです。ファッション雑誌でも“ベージュ”をキーカラーとした特集が組まれますが、表紙に採用されることは多くありません。しかし、2010年3~4月号のファッション雑誌の中には、ヌーディなベージュ系カラーを基調とした着こなしを、表紙に採用しているものが数多く見受けられます。
そこで今回は、ファッション雑誌の表紙の色づかいから、ヌーディなベージュ系カラーを華やかに着こなすカラーコーディネートのコツを学びます!
【CONTENTS】
Page1:ハッピーな愛されベージュ
Page2:クールに着こなす通勤ベージュ
Page3:ファッショニスタは、ベージュにグレーorブラックを合わせる
Page4:ベージュ+多色づかいで、女子力を印象づける
Page5:エイジレスビューティは、陰影でベージュ系カラーを着こなす
ハッピーな愛されベージュ
『Miss』3月号
『Miss』3月号の表紙ファッションは、甘さのあるベージュ系カラーのアウターに、清潔感のある白インナー、明るいオレンジ系カラーのボトムとバッグを合わせたコーディネートとなっています。『Miss』にしては、アクティブな印象ですが、背景や文字色を、ピンク系カラーで統一することによって、華やかで幸福感に満ちた雰囲気が感じられますね。
『大人Look!s』3月号
『大人Look!s』3月号の表紙ファッションは、フェミニンなベージュ系カラーの小花柄プリントのシャツ。甘くなりすぎないのは、シャツ衿のストレートなラインや、コーディネートされた小物のグレーやブラウンの効果です。全体的に鮮やかさをおさえた、柔らかな色調で統一してあり、文字色も少しくすみのある淡いピンクが採用されています。大人の甘さを演出するポイントは、鮮やかさのコントロールにあるといえるでしょう。
⇒次は、クールに着こなす通勤ベージュをご紹介します。