“ヘリテイジ(過去から引き継がれたもの)”の表現
ここ数年、エコの時代を象徴する色として、ベージュやブラウンといったナチュラルカラーやグリーンが注目され、クルマや家電などプロダクト製品のカラーバリエーションにもラインナップされる傾向が見受けられます。オートカラーアウォードの審査においても、エコの視点は重視されますが、「モノづくりの最前線においてまだエコは入り口のところにあるといえる。今できるエコを考えた時には、長く使える、長く愛される商品を作っていくことではないか。」という審査委員長のコメントにあるように、クルマというモノとユーザーの関わり方を問い直す視点から、「フェアレディZロードスター」がグランプリに選ばれました。
初代フェアレディZに設定された“マルーン”という色を今にモダナイズし、“ヘリテイジ(過去から引き継がれたもの)”を表現し、かつ新しさも感じられる点が評価されました。オーナーになる人にとっては、愛着のもちやすい、長く乗り続けられる色が、本質的なエコといえるのかもしれません。
⇒⇒次は、ファッションカラー賞受賞者をご覧ください。キーワードは、深みと派手さが共存する、大人の“ブルー”です!