夏から秋のファッションカラー
色みは3つの方向へ
レトロな赤
精度感のある色表現へ
ミックス感覚でコーディネート
ショップと通行人の色は別?
ミックス感覚でコーディネート
コーディネートのキーワードは「ミックス感覚」。同系色や同じカラーグループの組合せは調和しやすいのですが、今年はミックス、ミックス!少しのズレは楽しみに変えてしまうつもりでコーディネートしてください。強い色と弱い色、今まであまり合わせなかった色相を組合せて。今年は、あなたのオリジナル、自分らしさ、自分だけの配色が「フツーのこと」として受け入れられるでしょう。
ショップと通行人の色は別?
ナチュラルカラーのところで少しお話しましたが、昨年よく売れたのは黒でした。街行く人も黒ばかりでした。しかし、どの地域、どの県に行っても、店舗のスペースを広くとっていたのは、黒ではなくナチュラルカラー、「オフホワイト」「ベージュ」「ブラウン」だったのです。そこで「ショップと通行人の色は別」なのではないか、と思ったわけです。
黒をメインに据えなくても売れたということは、「消費者が見た目の色にまどわされずに自分で色を選んでいる」証拠であり、「街や通り全体をナチュラルカラーで満たすことによって、店舗に入りやすい、買いたくなる雰囲気をつくっている」とも考えられます。
小売店が業界と消費者をつなぐ役割を果たしている場所なのだとしたら、店舗は利益を追求する「店」であると同時に「街」でもあり、通行人は「消費者」でもあると同時に「人」でもある。そのへんに、店舗のあり方、流行の発生のヒントが隠されているような気がしました。今後じっくりと考えていきたいと思います。
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