季節に合う色、前年からの流行でつかみはOK!
今年の流行色はこれからが見もの
イレギュラーこそファッションの醍醐味
■季節に合う色、前年からの流行でつかみはOK!
1年間を通してみると、その季節になると必ず出てくる色があります。たとえば、春先はピンクやベージュ、夏は白xブルーのマリンカラー、秋はブラウン、冬は黒。春夏は明るく軽い色、秋冬は暗く濃い色が好まれます。
季節感、見た目の涼しさ、暖かさを感じさせ、一番人気とは限りませんがそれなりに売れる色で、季節の流行色と言いかえることもできます。
季節の変わり目にはまず、これら季節の色と、それまで流行していた色が店頭に置かれます。欲しかったけど買いそびれた、まだ記憶に残っていて馴染みがある色でつかみはOK!というわけ。
2001年の場合、2月最初の『あなたの一票』で「ピンク」を支持する人が多かった理由、今年春先の店頭で「ピンク」が多く見られた理由は、季節の色だから、昨年春夏のピンク系の大流行、近年のカラフル志向、フェミニン志向を反映しているからなんですね。
■今年の流行色はこれからが見もの
さて、導入期間を終えて、これからどんどん今年ならではの新しい色が投入されます。あなたは、どんな色が出てくると思いますか?
昨年春夏は、「ピンク」を中心にした暖かみのある色が流行。色みに若干変化があるかもしれませんが「ピンク」は残りそうです。今年はまた別の新鮮さを求め、クールで爽やかな寒色系「イエローグリーン(黄緑系)」「ライトブルー(水色系)」「ラベンダー(薄紫系)」が注目されます。「白」は白いシャツ、ボーダーがポイント。
イメージとしては、何気に女性らしさを漂わせるエレガント、Vネックによる肌の露出、洗練された上品なセクシーさ。
3月から商品やディスプレイに出始めた「イエローグリーン(黄緑系)」は、インテリア、工業製品など他の分野で、近年確実に増えつづけている隠れた流行色です。(私自身、個人的にここ数年非常に気になっていた色です。)
黄緑系はファッションでは着こなしが難しいと言われ、これまで「オリーブ」や「カーキ」などが出回っていましたが、今年は濁りのないクリアでキレイな「ライムグリーン」、若い草木のフレッシュな「萌黄色」、青緑ではなく黄色に近い『鮮やかな黄みの緑』が特徴。インターカラー(国際流行色委員会)決定色や、日本流行色協会(JAFCA)の2001年春夏レディスウエアカラーの中にも選ばれている色です。
「ライトブルー(水色系)」は単色、「白」と組み合わせて夏のマリンカラー、あるいは「黄」「黄緑」「ラベンダー(薄紫系)」等と合わせた、複雑な色みとコントラストを持つボーダー柄での使用が予想されます。
メンズはレディスと似ていますが、昨年は暖色系の「オレンジ」「クリーム」が流行。レディスと同様メンズでも、今年もカラフル志向が続くでしょう。
■イレギュラーこそファッションの醍醐味
流行色は時代の大きな流れを映すものですが、あるとき突然火がつくものでもあります。社会的なイベント、有名人のファッション、ローカルな盛り上がりが大流行に結びついたりします。それで流行色の予想がはずれてしまうことだってあるくらい。大きな流れを楽しみつつ、こっそりイレギュラーを期待する好奇心旺盛な私達でいたいですネ。
2001年春夏ファションカラーと流行色について、まだまだお話は続きます。
夏のファッションカラー2001
2001春夏ファッションカラー
21世紀のニュータイプカラー
おすすめサイト:流行色
関連サイト:社団法人日本流行色協会(JAFCA)
関連サイト:ファッショントレンド
関連サイト:ファッショントレンド>春の色には特殊性がある?
関連サイト:メイク・コスメ
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