ランジェリー・下着/海外ブランドのランジェリー

快適でオシャレなSilphino商品開発物語 究極の快適感シルクのインナー

快適感を追求してできた“究極の快適インナーシルフィーノ”この6年間の開発記録を紹介するとともに、快適感とは何か・・・を紹介します。

土井 千鶴

執筆者:土井 千鶴

ランジェリーガイド

ヨーロッパでは高級ランジェリーにシルクはよく使われていますが 日本でオシャレなシルクランジェリーはなぜか少ないのです。ラ・ペルラのランジェリー、スリップやインナーはほとんどシルクが使われています。


高級ランジェリーにシルク素材が使われる理由は、発色性がよくてきれいな光沢感があるなど繊細でオシャレな高級感があるということですが もっと大きな理由があります。他の天然繊維・化学繊維以上の機能性・・・吸収性・発散性・保温性・抗菌性・消臭効果・・・などがあるからです。シルクのいろりろな機能が 人間の皮膚の生理機能をサポートしてくれる・・・汗をかけば吸収しすばやく発散し、寒ければシルクの繊維の空気が保温してくれ、熱ければ汗とともにすばやく熱を発散してくれるのです。つまり私達の皮膚をいつも快適な状態に保ってくれるのです。

“究極の快適インナーシルフィーノ”この6年間の開発記録


□なぜシルクのインナーなのか

6年前にカネボウの下着会社でインナーの商品開発をしていました。カネボウ合繊が会社の同じフロアーにあったこともあり、ニット工場さんと柔らかくて保温力のある素材を開発したり、夏の快適インナー素材を開発していたのです。いろいろ開発を進めるうちに分かったことは 天然素材であるシルクを使うことが最も皮膚が快適状態を保つことができるということです。カネボウの蚕糸研究所の方からいろいろなシルクの機能について教わることができ、シルクは化粧品にも使われていることを知りました。


□なぜ日本でシルクインナーが作れないのか

さっそくシルク素材を使ってインナーを開発・・・と思ってニット工場にいったのですが シルクの糸の値段が高いこと、日本でシルクニットを開発しようにも機械が高速回転すぎてシルクの糸がきれてほとんどできない、シルクニット生地があっても日本の工場ではきれいに縫製できないなど・・・日本でシルクニットインナーを開発することは不可能でした。化学繊維を中心に発達してきた日本のインナー業界には シルクインナーを作るための生産背景がなかったのです。日本ではシルクは着物など高級な商品に使う繊維であり、インナーにシルクを使うことはほとんどなかったのです。
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