[3]為替動向
為替は、引き続きドル安円高の傾向となりました。他方、オリンピックが決定したブラジルレアル、先進国で初めて利上げに踏み切ったオーストラリアドル、ワールドカップ開催間近の南アフリカランドなど、新興国・資源国の通貨が上昇を続けています。
MONTHLY [過去1ヶ月間の為替動向(指数化:09/8/31=1.0)]
[4]長期のトレンド
先週は民主党大勝以降のリターンリバーサルを見ましたが、今回はリーマンショック以降でトレンドを大きく見てみましょう。下グラフは、日経平均、ブラジルのボベスパ指数、日本ガイシの3つを、リーマン暴落直前から比較してみたものです。
日経平均はようやくリーマン前近辺まで戻ってきたところですが、ブラジルはすでに1.5倍近い水準まで上昇し、日本ガイシに至っては、2倍近い水準まで到達しています。
つまり、リーマンショックからすでに早いものでは、相当な上昇を達成している反面、まだ出遅れている銘柄も日経平均等の中には多く眠っている、ということがわかります。
[リーマンショック暴落前(08年9月末日)からの株価動向(指数化:08/9/30=1.0)]