フィルタリングソフトって、どんな仕組み?
フィルタリングソフトが有害サイトを判別する仕組みには、 代表的なものとして以下3種類の方法があります。(1)ブラックリスト/ホワイトリスト
有害サイト対策には色々な技術を組み合わせることが大切 |
メーカーのデータベースに日々登録され続けるURL情報を利用したり、 ユーザーが禁止(許可)URLを登録して有害サイトを遮断します。
・ブラックリスト/ホワイトリストの弱点
インターネット上でリアルタイムに更新され続けているURL全てをチェックすることは、不可能といって良いでしょう。 ブラックリストに未登録…という状態の有害サイトが必ず出てきます。
また、安心だと思われるURLだけを登録する方法は、インターネット上の情報を極端に制限するため、 あまり現実的ではないのでは…という声も聞かれます。
(2)単語・キーワード登録
データベースに登録した単語とサイトの内容が合致した場合に、有害サイトだと判断する方法です。
フィルタリングソフトに予め登録してある単語や、 ユーザーが登録した単語が含まれたサイトを遮断します。
・単語・キーワード登録の弱点
あまりにも色々な単語を登録してしまうと、必要な情報も遮断してしまう場合があります。
コンテンツ全体の情報を把握して「問題ない」とフィルタリングソフトが判断する場合もありますが、 必ずしも毎回そうだとは言えません。
(3)セルフレーティング
発信者がサイトを自己評価して格付け(ラベル付け)する方法です。
現在は主にPICSルールが採用され、ラベルの情報から「問題ない」と判断された サイトだけを表示します。
・セルフレーティングの弱点
サイト発信者が自主的に取り組む必要があるため、発信者がこの方法を採用していなければ 有害サイトだと判断できません。
どれか1つの方法だけでは、十分な有害サイト対策とは言えないことが分かりますね。
上記のような方法やメーカー独自の技術を複数組み合わせることによって、 フィルタリングソフトの精度をアップすることができるのです。
では、フィルタリングソフトをご家庭に導入した場合、 どのようなことができるのでしょう?
役立つ機能も含めて次ページでご紹介します。
1ページ: | フィルタリングソフトとは? |
2ページ: | フィルタリングソフトってどんな仕組み? |
3ページ: | フィルタリングソフトでなにができる? |
4ページ: | フィルタリングソフトでブロックできないのは? |
5ページ: | 代表的なフィルタリングソフトは? |
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