創業100余年の超・老舗は、夕方4時から常連でいっぱい
100年の貫禄十分のいかにも渋~い店構え
「大甚」の魅力のひとつが、夕方4時から開けていること。それでも待ちきれないお客さんが開店前から店に入って料理ができあがるのを待っているほど。事実、筆者は4時きっかりにお店に着いたのに、席はもう半分くらい埋まっていました。
早い時間帯のお客さんは、大半が常連のオジ様方で、ネクタイを締めたサラリーマンの皆さんもどう考えても終業時間前ですが堂々とお酒を飲んでいます。この風景だけで、何かとっても大らかな気分になってくるじゃありませんか! ある飲んべの文筆家が「昼間っから飲める店があるかないかで町の民度が分かる。そういう店がない町なんてロクなもんじゃない」と語っていたのですが、名古屋の民度は「大甚」で保たれているのです(!?)。
店内は常ににぎやかでご主人の「いらっしゃいませ~ッ!」「ありがとうございました~ッ!」の元気な声が終始響き渡る。2階も、1階奥には座敷もあり