助産院がおこなっている妊婦健診の内容は厚労省が示す基準をカバーしている
妊婦健診の内容は、厚労省が各都道府県知事らにあてて平成8年11月20日に出した児童家庭局長通知「母性、乳幼児に対する健康診査及び保健指導の実施について」に明記されています。「妊娠経過をチェックし必要なアドバイスをし、異常の早期発見や予防につとめることが妊婦健診である」といった内容ですが、それを読むと、助産院の健診に補助金の対象から外されるような不足があるとは思われません。
医師にしかおこなえない検査は医療機関で
妊婦健診で通常おこなうことの中に、助産院でできなかったり、できても限界がある項目があるのは確かです。たとえば子宮頚がんの検査や超音波検査などです。しかし医師にしかできない検査は医師で受ければいいのです。今までのように妊娠中に数回医師の診察を受けていれば、その時に、医師しかおこなえない項目はカバーされます。
自治体に声を届けてはどうでしょうか?
仙台では助産院や助産院で産みたい女性たちが市へ要望し、地元有力紙の「河北新報」も矛盾を訴えて、助産院健診の費用にも補助が受けられるようになりました。
これから助産院で出産される方は、電話やインターネットでお住まいの自治体に問い合わせてみましょう。自治体のサービスは、どこで産む人も公平に使えるべきではないでしょうか。
◆妊婦健診のお金がもらえる公費負担の制度
妊婦健診費用の補助は何回?自治体によって大きな差があることがわかりました。
◆助産師さんの妊婦健診が喜ばれるヒミツは?
助産師による妊婦健診を受けた人たちに印象を聞いてみました。