「赤ちゃんを取り上げて欲しい人」が決まると妊娠の不安も消える
「妊娠したらこの人のところに行こう」と思える医師がいると、安心して妊娠できます |
気の合う友人や姉妹が出産した病院は有力候補
妊娠する前に意中の医師(助産院なら助産師さん)、あるいは施設が決まる人の理由を聞くと、多くの方が、姉妹や仲のよいお友達がそこで出産して入院中お祝いに行った、と言います。病院へお祝いに行くのは、産んだご姉弟やお友達と喜びを共にすることが第一義なのは当然のこと。でも、もし自分も近々産みたいなら、お友達に「私も産みたいけれど、妊娠してもどこに行けばいいのかわからなくて不安」と気持ちを話して、いろいろと教えてもらってください。
婦人科健診で「産婦人科デビュー」してみては?
ネットなどで地域の産み場所を探し、「ここは良さそうだけれど、どうかしら」と思うところがあったら、子宮がん検診で行ってみるのもいいでしょう。子宮の入り口の部分に当たる「頚部」のがんは、性生活があれば若くても検診を受けたい病気です。健診が婦人科だけでお産をしていないところは多いですが、お産をしているところはたいてい婦人科も診てくれます。高齢で妊娠する人が増えたために、子宮内膜症や筋腫を抱える人も増えています。思い切って産婦人科を訪ねてみれば、健診が出来て、産み場所が検討できて一石二鳥です。
日本は「妊娠して初めて産婦人科デビュー」という人も多いですが、アメリカは未成年でもパートナーが出来れば産婦人科のかかりつけ医を探して定期健診を受け始めるそうです。「産婦人科探しは妊娠の前に」これがこれからのマタニティの新常識になっていくのかもしれません。
あなたの妊娠リスク度は何点?
年齢、喫煙、持病などで出産のリスク度は変わり、ハイリスクの人は大きな病院がすすめられます。ご自分のリスク度を測るスコアはこちらから。妊婦さん用ですが、妊娠前からわかる項目が多数含まれているので参考になります。
イラスト 平井さくら