産婦人科・産院選び/助産院情報

院内助産院の専属助産師で健診から産後まで

助産院に興味があるけれど、近くにない。医師がいないのは、やっぱり不安。病院の中に助産院がある「院内助産院」は、そんな人の気持ちにこたえる新しい産院の形です。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

※この記事は病院の中で助産院のお産ができるの続きです。

じょさんか」の助産師さんたちは、専属です


この「じょさんか」の助産師さんは、4名います。この人たちは、専属。他の仕事はしないで、「じょさんか」を選んだ人たちの健診、出産、産後、退院後のケアに専念してくれます。

妊婦健診は、4人すべてに当たり、全員と顔なじみになれるように予約をくふうすることになっています。そうすれば、お産の時も必ず知っている助産師さんに当たるので安心です。

妊婦さんの方は、1カ月15名の定員あり。助産師さんも妊婦さんも、「知り合える」ことを大事にしたいい人数です。

医師のお産は分娩台、こちらは自由な姿勢



医師のお産と「じょさんか」のお産の違いは、分娩台を使うかどうかです。「じょさんか」ではふとんの上などで、四つんばい、横向き寝などの自由な姿勢のまま産みます。水中出産も多くおこなわれています。

医師は分娩台です。もっともこちらも、最近は、「じょさんか」の影響を受け、台の上で横向きに寝て産んだりするようですよ。

どうして「院内助産院」を選んだ?


院内助産院を選んだ女性たちに聞くと、その理由は、さまざまです。

・助産院で出産したい気持ちがあったけれど、少し不安に思っていた。
・近くに助産院がない。
・水中出産がしたかった。

そして、選んで産んだ感想は?

・良かった!助産師さんがみんな優しい。

中には、「じょさんか」に通っていたのに、途中で医学的な問題が起きていて、医師コースに戻らなければならない人もいます。でも、その場合も、院内助産院だから「同じ病院の中」という強みが。

前回の記事で写真を撮らせていただいた夫婦の木村さんも、実は予定日を2週間過ぎて医師のコースに移らなければならなかったそうです。でも、陣痛中も産後も「じょさんか」の助産師さんが、ちょくちょく顔出してくれるので、とても心強かったとか。

いいですね~、院内助産院!

写真は、佐野病院
で出産した和田幸子さんとお兄ちゃん、赤ちゃんです。




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