国債・債券/債券のしくみを整理しよう

「長期金利が低下」 このニュース、意味わかる?(4ページ目)

円高、株安が進む中、「長期金利が0・895%に低下」というニュースが流れました。金利が下がったのはわかるけれど、新聞記事の意味がわからないという声がありましたので、簡単に説明しましょう。

やがら 純子

執筆者:やがら 純子

マネープラン入門ガイド

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ところで、なぜ、国債利回りが金利指標に?

やっとわかった!

やっとわかった!

順序が逆になりますが、最後に、なぜ新発10年物国債の流通利回りが、長期金利の指標になるのかについて。

債券を買うと、買ったお金が世の中に「供給」されます。国債を売ると、お金が手に入ります。国債を売るということは、お金の「需要」があるから、国債を売って調達するということです。その「お金の需要と供給」の中で、利回りが決められていきます。

最初に「長期金利は、政府や日銀が決めるものではなく、市場でのお金の需要と供給によって決まります」と書きました。10年という期間の長い国債の取引は、まさに「長期のお金の、需要と供給」を表しているから、長期金利の指標となるのです。

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