また現物株でもデイトレードでは売りが有利と言えます。
それを裏付けるため次のような条件で過去の株価を使って検証をしてみました。
下記の手順で毎日トレードを行う
1. 前日の上昇率が高い順に5銘柄選択する
2. 運用資金を5分割し、選択した銘柄をすべて寄付きで空売りする
3. 空売りした銘柄を引けで買い戻す
上記の手順で空売りを行った場合の結果は以下の通りです。
2000年 666.60%
2001年 1058.60%
2002年 977.80%
2003年 450.50%
2004年 637.50%
2005年 204.30%
2006年 242.40%
2007年 70.50%
(注:手数料・税金は考慮せず、複利運用の結果)
上記の結果は、あくまでも株価の動向を調べるための結果であり、実際にはストップ高やストップ安で売買できない銘柄も売買できたと仮定した検証結果ではありますが、ご覧の通り、寄付から引けにかけて明らかに株価が下落する傾向があることがお分かりいただけると思います。
特に上昇相場であった2004年、2005年においても、寄付から引けにかけて株価が下落傾向にあるというのは、デイトレードの場合“売り“から入ったほうが有利と言えるひとつの根拠となりえるのではないでしょうか。
統計データから読み取れることは、
9:00前後は株価が1日のうちで株価が高い時間帯であり、買うのは控えた方がよい
ということです。
朝は株価が高いと言うことだけでも覚えておけば、パフォーマンスの改善につながるのではないでしょうか。
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