大ヒット上映中のジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』(米林宏昌監督)、ガイドも観てきましたよ。何しろタイトルが「借りぐらし」、シンプルライフのヒントになりそうじゃないですか! 

 


アリエッティの部屋。キルトのお布団、野の花がいっぱい。種田陽平氏のリアル作品による再現。(C)2010 GNDHDDTW Production Design Yohei Taneda

アリエッティの部屋。キルトのお布団、野の花がいっぱい。種田陽平氏のリアル作品による再現。(C)2010 GNDHDDTW Production Design Yohei Taneda



『借りぐらしのアリエッティ』はこんなお話

スタジオ・ジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』(米林宏昌監督)。その原作は、英国の児童文学作家メアリ・ノートンによる『床下の小人たち』です。舞台を現代の日本に移してありますが、映画の基本のストーリーはまあまあ同じ。古い洋館の床下に住む小人の少女アリエッティは、お父さんとお母さんと3人で暮らしています。自分たちを「借りぐらし」と呼ぶ彼らは、さまざまな物を、床上の人間の世界から「借り」ることで生きる小人の一族です。以前は、同じ家に、何人もの小人たちが住んでいたのですが、今では彼らだけ。孤独で単調ながらも平和に暮らしてきた一家の前に、突然、人間の男の子が現れて……。

美しい映像と、凝りに凝った美術の中には……

この映画の魅力の一つは、小人たちの営むつつましくも豊かな暮らしを、緻密な絵と繊細な色彩で再現した美術にあります。物語に興味がない人でも、映像に表現されたインテリアや食事にはぜひ注目を。何しろ、主人公の小人の少女・アリエッティの暮らす家が、とっても居心地よさそうで素敵なんです! ここでは、映画の細部から見える、「借りぐらし」のシンプルなライフスタイルを紹介しましょう。

「借り暮らし」の魅力・その1 あるものを生かす!

アリエッティの家の材料は、もちろん、すべて人間の家から「借りて」きたもの。床はお菓子の木箱を利用、お料理に使うストーブは植木鉢。ガラス瓶を窓にして明かりをとり、アリエッティの髪どめは小さなクリップ。小人たちは、その辺に転がっているモノを巧みに利用して、自分たちの暮らしを便利に楽しくしています。私たちも、そんな視点でまわりのモノを見回せば、もっとモノを大切に使えるかもしれませんね。