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狭小敷地の住宅の悩みは、プライバシーの確保と段差?(2ページ目)

都市部を中心に、狭小敷地に建つ住まいも多くみられます。厳しい立地条件での住まいには、どのような不満や悩みがあるのでしょうか。調査レポートをご紹介しましょう。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド


玄関前が狭い・使いづらい

小さな階段でも手すりがあると便利

小さな階段でも手すりがあると便利

敷地が狭い場合、玄関まわりにゆとりのスペースを確保するのは難しいことも多いようです。限られたスペースに、狭く、急な階段が設けられている場合もみられます。

限られた敷地面積にお住まいの方への調査結果でも、アプローチから玄関までの間に階段や段差がある方が78.5%とか。

ぎりぎりの空間に、狭い階段。そんな段差や階段のある玄関前に関しての悩みは、「重い荷物を運ぶのが大変(43.0%)」「雨の日や夜間、階段から落ちないか心配である(36.5%)」「階段に足を引っ掛けることがある(29.2%)」「買い物用などのキャリーカートが使いにくい(26.4%)」「ベビーカーが使いにくい(19.1%)」「毎日の昇り降りが大変である(11.6%)」「車いすが使いにくい(7.2%)」というもの。

狭い玄関先でもちょっとした工夫で使いやすくなる

狭い玄関先でもちょっとした工夫で使いやすくなる

狭小の場合に限った事ではありませんが、玄関までの段差は意外と不便な場合もありますし、まして狭いスペースでは、危険が伴うこともあるかもしれません。


どんな住まいを建てる場合でも同様ですが、プライバシーの確保は重要ですし、毎日使用する玄関まわりの使い勝手には配慮したいもの。特に狭小の敷地の場合、スペースを有効利用することに注力して、周辺の環境を検討することが後回しになってしまうことも。限られた敷地だからこそ、周囲の状況を把握して、プランニングすることが大切です。

では、既に建築済みの場合、これらの悩みや不満に対して、どのような工夫があるのでしょうか? 次ページでご紹介しましょう。
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