日本では6歳未満の子供にチャイルドシートの利用が義務付けられています。この期間を、多くの場合は、複数のチャイルドシートを組み合わせて過ごすのですが、どのようなチャイルドシートを選ぶかで、予算も実現する安全性のレベルも変わってきます。代表的な例をご紹介いたします。
予算を重視して選ぶ
シンプル&ベーシックな組み合わせ例
できるだけ出費を抑えて選びたい場合でも、2012年に完全施行となる新安全基準はクリアしているものを選ぶのがいいでしょう。
- 乳児期、幼児期
タカタ takata04-system4.0 - 学童期
アップリカ マシュマロジュニア エアーサーモ
タカタ takata04-system4.0は、2万円を切る低価格ながら、新安全基準をパスした秀逸な製品です。回転機構やリクライニングなど、便利機能は一切省いていますが、こうしたシンプルでわかりやすい製品も大切と思います。
ジュニアシートは低価格で選ぶなら背もたれなしの腰下だけのもの(ブースターシートと呼ばれます)がお得です。安全性の面からは背もたれ付きをおすすめしますが、ブースターシートは圧倒的に安いのが魅力です。上記のアップリカ マシュマロジュニア エアーサーモは、ブースターシートとしては高価に方ですが、クッション性、通気性に優れたおすすめ品です。
便利機能で選ぶ
回転機能が人気の秘密の兼用チャイルドシート。4歳から背もたれ付きジュニアシートへ
- 乳児期、幼児期
コンビ ホワイトレーベル ラクティアターン - 学童期
コンビ ムーヴフィットジュニア
回転機構を取り付けて新安全基準をパスすることは非常に難しいだろうと業界人はだれもが思っていましたが、予想を覆したのがラクティアターン。乳幼児期は後ろ向きで、幼児期は前向き。そして乗降の際にはドア側にくるっと回転させることが出来る優れものです。本体の樹脂成型もファブリックの品質も高く、日本製品らしい質感に富んでいます。1台で0歳から4歳まで使用可能です。カーメイト社からもエールベベクルットNTという回転式チャイルドシートが販売されています。
4歳以降は、背もたれ付きジュニアシートに移行しましょう。背もたれ付きなら子どもが寝てしまっても姿勢が崩れず、安心してゆだねられます。一例としてムーヴフィットジュニアをあげました。背もたれ付きジュニアシートとしては国内で最も早い時期に新安全基準をパスした製品です。価格も抑え気味で購入しやすいでしょう。