バンコク/バンコクの空港・市内交通

スワンナプーム国際空港/バンコク(2ページ目)

バンコクの新しい空の玄関口スワンナプーム国際空港。今回は空港内のグルメ、ショッピングスポットや両替事情、知っておくと便利なちょっとした情報まで、徹底紹介します。

執筆者:清水 千佳

バンコク到着後、スワンナプーム空港での両替

1~3日分のタイバーツを空港で両替しておくと安心

1~3日分のタイバーツを空港で両替しておくと安心

空港内にはタイの銀行の出張所が点在しているので、両替に困ることはありません。また空港内であればレートもすべて同じです。市内の銀行や両替所のレートに比べると多少悪いと言われていますが、1万円両替して250円程度の差です。ガイドは到着時にまず空港で両替するのは2万円くらい。バンコク、プーケット、チェンマイなど主要な観光地であれば、同じような銀行の出張所がいたるところにあり、いつでも両替できるので、空港では2~3日分の現金のみ両替することにしています。

またどこの両替所も同様ですが、現金であれば手数料はかかりません。しかしトラベラーズチェックの場合は1枚につき23バーツの手数料がかかります。トラベラーズチェックを持っていくという人は、枚数が多ければそれだけ手数料がかかるので、1枚あたりの金額が大きいチェックを用意しておいたほうがお得です。

また、タイ国内ではたいていどこでも日本円からタイバーツへの両替が可能ですので、アメリカドルの用意は必要ありません。万が一、両替所が見つからない場合でも、コンビニエンスストアなどのATMでのキャッシングも可能です。しかし、キャッシングは1回につき150バーツ(約405円)の手数料がかかってしまいますので、ご注意ください。

帰路のスワンナプーム空港活用

帰国時、空港には余裕を持って2時間前に到着していたいもの。特にスワンナプーム空港は敷地が広いため、場合によっては出国ゲートまでかなりの時間歩かなければならない場合も……。以前のドンムアン空港であれば出発1時間くらい前に到着してもチェックインできたという話も聞きましたが、現在のスワンナプーム空港ではチェックインを断られる場合もゼロではありませんのでご注意を。

チェックインと出国手続き

以前のドンムアン国際空港はターミナルが2つに分かれていましたが、スワンナプーム空港のターミナルは一つ。AからWまでのチェックインカウンターがずらりと20列カウンターが並んでいます。電光掲示板の案内を確認し、自分が利用するの航空会社のカウンターへ向かいチェックイン手続きを行います。

また日本便の多い早朝と深夜は、他の国へのフライトも多いため出国審査ゲートが混みあいます。特に深夜は出国ゲートで30分以上待つことも……。搭乗手続きの完了後は余裕を持って出国手続きカウンターへ向かうことをおすすめします。

市内を出発する時間

では出発の2時間前に空港に着くためには、市内を何時ころ出発すればいいでしょうか。エアポートリンクが正式に開通すれば時間が読めますが、今はタクシーかエアポートバスといった車移動になるため、時間帯によって所要時間は様々……。ほとんど渋滞しない早朝便なら、40分~1時間。昼間の場合は1時間半はみておいたほうが無難です。夜便の場合は、渋滞時間が終わった時間に出発する便がほとんどですので、1時間程度みておけば大丈夫でしょう。

空港内のグルメスポット、マッサージ

空港に早く着いてしまった、または機内食まで待ちきれないという人におすすめなのが、3階のグルメ、カフェスポット。中華料理のファストフードや、カジュアルスタイルのタイ料理店、そしてスターバックスなどのカフェもあります。ほとんどの店が24時間営業なので、早朝便、深夜便利用者にとってはありがたい存在です。

またマッサージが2箇所あるのも嬉しい! 価格は街中の2倍ですが、それでも日本よりは安いので、最後の最後までマッサージを楽しみたいときにどうぞ。

空港内のショッピング

タイブランドのお菓子やシルク、コットン製品のショップが多いので、お土産を買う時間がなかった人にも便利

タイブランドのお菓子やシルク、コットン製品のショップが多いので、お土産を買う時間がなかった人にも便利

出国手続きを終えて搭乗までのお楽しみと言えばショッピング! 4階の出発ロビーには搭乗口に向かう途中に免税店やお土産店が並んでいます。化粧品やたばこ、香水、酒類が売られている総合免税店の他にも、トッズ、バリー、バーバリー、ディオール、フェンディ、ブルガリなどの高級ブランド店も入っています。

また、タイ産のお菓子やタイブランドの雑貨が売られている「テイストオブ・タイランド」やタイシルクのジムトンプソンでは「タイらしい」アイテムが購入できるので、市内でお土産を買い忘れたという人には重宝するはず。

一般的に空港でのショッピングは街中よりも高い、という印象がありますが、ジムトンプソンやパンピューリなどホームスパブランド、OTOP(タイの一村一品運動)ブランドなどは、街中のショップと同じ価格帯です。

 

空港でのVATリファンド

ジムトンプソンやパラゴンなどの大型デパートで高額な買い物をした人は是非VATリファウンドしてほしい

ジムトンプソンやパラゴンなどの大型デパートで高額な買い物をした人は是非VATリファウンドしてほしい

タイへの旅行者は、1日1店舗につきVAT(消費税)を含めて2000バーツ以上のお買い物をし、1回の旅行で購入金額総額が5000バーツ以上になった場合にVATの払い戻し請求ができます。

必要事項を記入したVAT払い戻し申請書を、チェックインカウンターの奥にある税関で、お店で受け取った書類と購入品、パスポートと提示してスタンプを押してもらいます。その後、ゲート前にいくつか設置されているガラス張りのVAT払戻しカウンターへ行って、書類を提出すれば還付金が支払われます。

 

知っておくと便利な空港情報

■ネット事情
インターネットカフェスペースもありますが、数が少ないのが難点……。コンコースA/C/Gにそれぞれ1軒ずつあり、料金は20分100バーツ、40分200バーツ、1時間300バーツ。

ワイヤレスWiFiも有料で使えますが、クレジットカード情報の入力が申し込み手続きなどが必要で、使い勝手がよくない……。「バンコクの空港でメールチェックします」という約束はよほど急ぎでない限りしない方が安心です。ビジネスクラスのラウンジには、無料WiFiがあります。

■空港を出ての待ち合わせ
到着出口のドアを越えたら、そこがバンコクの玄関となる到着ロビー。到着出口はAからCまであり、Aは国内線、BとCが国際線用です。いずれからでも出ることは可能なので出迎えの人と待ち合わせの場合には、どの出口で落ち合うかにあらかじめ決めておきましょう。

■タバコの持ち込みと喫煙所

タバコの持込は、免税のタバコを日本の空港で買ってくる場合、タイでは一人につき1カートンまでしか持ち込めないのでご注意を。数は少ないですが、空港内にはスモーキングブースもあります。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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