チェコ/プラハ

プラハのレストラン・ビアホール(2ページ目)

プラハっ子が通う居酒屋のことをチェコ語で「ホスポダ」といいます。ドイツのビアホールのように大きな規模のところは少なく、名店といわれる「ホスポダ」の多くはこぢんまりとしたところが多いです。そんなプラハの街にも、食事を楽しむための国際色豊かなレストランが増えてきました。その中心がイタリアン。本場イタリアに勝るとも劣らないパスタやピッツァが楽しめます。寿司ブームのなか、日本食のレストランもあります。

執筆者:増田 幸弘

プラハのカフェ

チェコが独立するまで、プラハはウィーンを都とするオーストリア帝国の街でした。こうしたなかで、プラハでもウィーンと同じようなカフェ文化が花咲きました。国民劇場の前にあるカフェ・スラヴィアと、同じ国民(ナロードニ)通りにあるカフェ・ルーヴルは、そんなプラハのカフェの代表と言えます。食事は一品100~300コルナほどを目安に。

格調高きカフェ・スラヴィア

ゆったりとした空間で、くつろぎの時が過ごせる

ゆったりとした空間で、くつろぎの時が過ごせる

カフェ・スラヴィアは、チェコ人のためにチェコ語のオペラを上演するために建てられた国民劇場の目の前に位置。コンサートや舞台が終わると、人びとはカフェ・スラヴィアに足を運び、その日の演目について話しをするのが長い伝統になっています。文化人のたまり場としても知られています。

こうした伝統からちょっと敷居が高い印象もあるカフェ・スラヴィアですが、いたって気軽に利用できます。オープンは朝8時なので、朝食も楽しめます。メニューも軽食から、本格的な食事まで用意されています。

<DATA>
Cafe Slavia
住所:Smetanovo nabrezi 1012/2, Praha 1
営業時間:8:00~24:00(月~金)、9:00~24:00(土~日)
TEL:+420-224-218-493
アクセス:トラムの停留所ナロードニ・ディヴァドロ下車

アール・デコがおもしろいカフェ・ルーヴル

豪華な雰囲気ながらもリーズナブルに楽しめる

豪華な雰囲気ながらもリーズナブルに楽しめる

カフェ・ルーヴルはレストランやカフェ、バーなど、いくつもの部屋に分かれ、20世紀初頭の社交場の雰囲気をいまに伝えるカフェ。オープンは1902年のことで、プラハ生まれの作家フランツ・カフカや、プラハを訪問した物理学者アルベルト・アインシュタインが訪れたことでも知られています。

カフェ・ルーヴルで注目されるのはアール・デコ調の内装です。なぜか大きなカメがいる水槽など、趣向を凝らしています。朝の時間帯にはオムレツといった朝食が用意され、日本のビーフシチューのようなチェコの家庭料理グラーシュもメニューにあります。デザートのヴァリエーションも豊富。

<DATA>
Cafe Louvre
住所:Narodni 22, Praha 1
営業時間:8:00~23:30(月~金)、9:00~23:30(土~日)
TEL:+420-224-930-949
アクセス:地下鉄ナロードニ・トルシーダ駅下車
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