すっきりスタイリッシュな外観
ベルコモンズのある交差点から、キラー通りを千駄ヶ谷方面に進み、最初の小さな路地を左に入ってすぐ。ささやかな看板のある、シンプルな白い建物です。「外から見ると、一見何屋か分からないようなので、最近入り口にワインの瓶を置いてみました。」とのことですから、迷ったら目印にしてみてください。
入り口入ってすぐは、北欧ヴィンテージの食器などが棚にディスプレイされ、インテリアショップの雰囲気ですが、ふと奥へ目をやると、ずらりと並ぶ眩きワインの姿が!一気にテンション上ります。しかし、築地さんといえば、北欧雑貨の専門家として、その道のツウには知られた人でもあるのですが、なぜ今回はワインを??
雑貨もワインも食材も、トータルで扱う
(そういえば取材時には、ワインのインポーターさんが偶然ご来店。ワインのことをあれこれ聞いているうちに、インポーターさんの熱いワイン談義に引き込まれ、みんな取材のことをすっかり忘れてしまったのでした。)
少量生産のビオワインがずらり。価格も手頃。
ドワネルで扱っているのは、フランス産の全てビオワイン。ビオとは、無農薬栽培のブドウを原料にし、醸造でも酸化防止剤を使用しない、もしくは極力までおさえたもの。瓶の中でまだ酵母が生きていたりして、飲み口が良く、健康的で清々しい味わい。温度管理がとてもデリケートなので、店の奥にはどーんとワインセラーが置いてあります。現在40種類ほどあるそうですが、今後もっと増やしたいとのこと。まだまだ認知度が低いため、他では見つからない希少なワインが集まっています。そして雑貨のプロでもある築地さんならではの、ボトルやラベルのセンスの良さにも注目。飾っておきたくなるような、魅力的なボトルデザインが多いのです。ラベルにもそれぞれ隠れたエピソードがあったりするので、あれこれ聞いてみると一層ワインの奥深さを楽しめます。
イギリスのオーガニックジュースやクラッカー、豆などの保存食品も。
さらに、ワインに合う食材も販売しています。こちらもオーガニックがメイン。クラッカー、ペースト、オリーブなどおつまみになるものや、ハーブ&スパイス、オリーブオイルなど調味料も。さらに、料理家のたかはしよしこさんとコラボした、オリジナルフードも今後展開していくそうです。ここでも嬉しいのはセンスよいパッケージ。雑貨感覚でキッチンに飾れるような、おしゃれな食品が揃っています。そしてジャケ買いしても間違いのない、味も保障つき!今後はワインとフードをテーマにした、様々なイベントも開催する予定です。
北欧ヴィンテージの器。
雑貨のセレクトも一捻りあります。
写真のランプは日本製で、なんとイカ釣り漁船用のもの。コテコテの業務用ですが、視点を変えるとたいそうおしゃれなランプになります。かなり大きなサイズなので、部屋に下げるとインパクト大です。右上のハンドルが付いた道具は、ワインのコルク栓を開けるための機械。くるくる回すと簡単に栓を抜くことができます。ガーデニンググッズも充実。質実貢献なドイツ製が多いそうです。特にガーデンエプロンは築地さんもお気に入りの逸品。
繊細でクラシカルな模様が美しい、フィレンツェのペーパー
こちらは、「Carta Varese」のラッピングペーパー。イタリア・フィレンツェの伝統柄をよみがえらせたクラシカルなパターンに味があります。ドワネルではこのペーパーを使ったオリジナルの紙箱も制作。(東京に、すごい技術を持った紙箱職人さんがいるそうで、その方の手作りです!)。ワイン用のギフトボックスもあるので、プレゼントに重宝しそうです。箱として充分美しいので、インテリアに収納に、そのまま使えます。
コスメやクリーニンググッズも豊富。
排水を汚さず100%自然分解する、ドイツのオーガニック洗剤「ソネット」や、自然素材を使用した「レデッカー」の掃除道具、天然成分100%のコスメ「ドクターハウシュカ」など、どれもこだわり抜いた品揃え。自然由来で自分たちにとって心地良く、定番として長く使い続けたい日用雑貨を扱っています。今後はワインをメインに、それを取り巻く暮らし周りの楽しい提案を行っていきたいそう。築地さんの探求熱はまだまだ当分続きそうなので、何か気になることがあったら、ぜひ一言声をかけてみてください。思いがけない面白い話が聞けるかもしれません。
doinel/ドワネル
東京都港区北青山3-2-9
03-3470-5007
13時~21時 水曜定休
www.doinel.net