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話題の「辞書引き学習法」って、なに?(2ページ目)

最近の子供たちは、付箋を活用して競い合うように辞書を引いているとも言われています。今回は、国語力を高める効果的な学習法として注目を集める「辞書引き学習法」を紹介します!

執筆者:遠藤 雅大

「言葉の吸収力」は小学校低学年でピークに

7歳から「辞書」を引いて頭を鍛える
7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる
深谷 圭助 (著)
辞書引き学習法が注目されるようになったのは、2006年9月に1冊の本が出版されて以来。現在は立命館小学校校長の深谷圭助さんの著書、「7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる」です。

小学校低学年は「言葉の吸収力」がピークに達する大切な時期であり、学ぶ意欲も非常に高いため、辞書を引くことによって子どもの可能性を最大限に引き出せるとして徐々に広まり、全国各地でこの学習法を導入する小学校が増えているといいます。

もちろん辞書さえあれば家庭でも有効な学習法ですので、これを機会にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

辞書の厚み、付箋の数が学ぶ意欲を刺激する!

鉛筆の持ち方
辞書を引いたら、付箋をペタっ!!
話題の「辞書引き学習法」、実際に辞書をどのように活用しているかというと、これがとてもシンプルな学習法なのです。

具体的には、
1.用意するのは、辞書と付箋と鉛筆の3つ。
2.辞書はいつでも引ける状態で身近なところへ置いておく。
3.引いた言葉は付箋にメモし、ページに貼り付ける。

たったこれだけの学習法なのですが、そのシンプルさが子供にはうってつけ。毎日1語ずつ引くだけでも、次第に付箋の数は増え、辞書の厚みが増していきます。この目に見える効果が子供たちの学ぶ意欲を刺激し、さらに辞書を引き続けるという相乗効果をもたらしてくれます。
この「辞書引き学習法」ブームはさらに続く見込み。書店へ足を運べば、最近では辞書引き学習法に対応して付箋の品揃えも充実し、辞書の紙質も付箋の貼り付けに対応して改良されていることがわかります。

春は学び初めにはベストタイミング。ご家庭でも、辞書のある暮らしから辞書を楽しむ暮らしへと、シフトしてみてはいかがでしょう?!
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