そもそも、ストレスって何だ?!
「ストレス=悪いもの」というのは誤解。まずはストレスについての正しい認知を! |
例えば、大勢の前で話をするときに、緊張して胸がドキドキしてきたといった場合には、「大勢の前で話をする」という状況がストレッサーで、「緊張して胸がドキドキしてきた」という反応がストレスということになります。また、これとは反対に、今夜はデートがあるから効率よく仕事をこなして残業を回避したといったケースも、実はストレスによるものといえます。
「今夜はデートがある」というストレッサーに対して、モチベーションが上がり効率よく仕事ができたという結果は、一般的にイメージするストレス反応とはかけ離れているように感じるかもしれません。要するに心理的な刺激は日常生活の中に溢れていて、あまりストレスを感じていない人にも必ずストレスは存在します。つまりは、ストレスの蓄積によって心と体のバランスを崩さないためには、まずはそれらを正しく認知することが大切といえます。
マタニティブルーって、産前じゃないの?
産後の気分の浮き沈み、「マタニティブルー」。当初はホルモンバランスの激変がきっかけですが、放っておけば重度の「産後うつ」に発展する可能性も…… |
以前の記事、「夫がサポート!産前産後のメンタルケア」でも触れていますが、妊娠・出産という大仕事を成し遂げた母親の体内では急激なホルモンバランスの変化が起こります。その影響によって心の浮き沈みが激しくなり、イライラしたり悲しくなったりと、産後の女性は情緒不安定になりがちです。
「マタニティブルーって、産前じゃないの?」と思っていた男性も多いと思いますが、これは大きな誤解。マタニティブルーのピークは一般的には産後2~3日目で、産後1カ月くらいになれば症状がおさまるといわれています。具体的には、どんな症状が見られるのでしょうか?次ページへ続きます。