夫の家事参加 妻が協力を望んでいるのは?
夫と妻。それぞれが家事で分担できることはいったいどんなことでしょうか? |
いろいろな団体やメディアがアンケート調査をし、結果を公表する中で見えてくるのは、夫がやっている家事と、妻が夫に協力を望む家事との微妙なギャップです。子育て家族を応援するポータルサイト「こそだて」が実施したアンケート結果では以下の通りです。
■家事で一番夫(父親)に手伝って欲しいことは何ですか? (%)
1位 部屋の掃除 (22.9%)
2位 ゴミ出し (19.4%)
3位 風呂の掃除 (18.8%)
4位 炊事 (16.8%)
5位 買い物 (12.2%)
6位 何もない (5.2%)
7位 洗濯 (1.8%)
8位 介護 (1.0%)
その他 (1.9%)
■家事で実際に夫(父親)がやっていることは? (%)
1位 ゴミ出し (58.1%)
2位 風呂の掃除 (39.1%)
3位 買い物 (34.4%)
4位 部屋の掃除 (24.0%)
5位 何もない (18.3%)
6位 炊事 (14.1%)
7位 洗濯 (14.0%)
8位 介護 (0.8%)
その他 (2.8%)
ほとんどのアンケート結果に共通しているのは、夫が実際に手伝っている家事の一番は「ゴミ出し」。妻が夫(父親)に協力を望む家事の上位は、部屋やお風呂などの「掃除」のようです。この傾向はずっと以前から定着していて、ゴミ出しを嫌がる男性(夫)は極端に少ないという考え方もできます。ではなぜ、夫たちはゴミ出しを嫌がらず、その他の家事と区別してしまうのでしょうか?
夫の家事参加 1位「ゴミ出し」の真実
昔から夫が手伝っている家事といえば、不動の1位は「ゴミ出し」という結果になります。その理由は実に単純明快で、ゴミ出しとは出勤途中に「ついで」にできる家事だからなのです。日常生活の中で、何かの「ついで」に済ませることのできるものには煩わしさもなく、ストレスを感じることもほとんどありません。実はこの「ついで」というキーワードがとても大切で、ガイドがおすすめする「0から始める家事分担」では、「○○するついでに□□する」という考え方が第一の基本になります。
0から始める家事分担 まずは「ついで」にできることから!
理想の家事分担や効率性を考える前に、「普段の生活のリズムを変えることなく、ムリせずに家事に参加する」ための基本となるのは、「○○するついでに□□する」という考え方です。例えば、・出勤(外出する)ついでにゴミを出す
・洗顔のついでに洗面台を掃除する
・トイレに入ったついでに、便器や床を拭く
・お風呂に入るついでに洗濯機を回す
・お風呂上りに、ついでに浴槽を洗う
・帰宅途中、ついでに日用品の買い物をする
などがあげられます。
まずは「これならできる!ついでだから簡単!」というものから始め、夫婦で相談・協力していくうちに、「ついで」家事は自然と増えていくものです。また、妊娠・出産で心身ともに疲労している妻にとって、「○○するついでに、□□しようか?」という夫の一言ほど心強いものはないでしょう。
それぞれの家庭で家事分担に理想はあっても、「ここまで出来たら合格!」というラインはありません。お互いを思いやる気持ち・感謝する気持ちが、理想の家事分担体制を作り上げていくのです。
まずは身近なことから、「ついで」にはじめてみませんか?
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