「子どもがいても大学で学びたい!」――そんな夢をかなえてくれるのが、大学の敷地内にある保育所、託児所です。どのような特徴があるのでしょうか?また、学生が子どもを保育所に預ける場合に、注意したいこととは? 探ってみました。

国立大学の保育所には古い歴史が

保育園に通う赤ちゃん
意外なことに、大学内保育所の歴史は古い
ほとんどの大学で「社会人入試」が実施されるようになった現代、子育てをしながら学ぶ人も珍しくありません。特に、大学の敷地内に保育所や託児所があれば、「子どもがいるから」という理由でやりたい勉強をあきらめる必要がなくなります。

実は、大学内保育所の歴史はとても古く、1950年代~70年代までさかのぼるところも少なくありません。もともと、主に大学の女性研究者や教員がお互いに協力しあって施設を探し、保育者を雇用し、自主保育、共同保育の形で運営を始めたもので、北海道大学、東京大学、京都大学、名古屋大学などの国立大学に多くこの形で設置されていました。

京都大学内の保育所のように、現在も「大学内保育所」の形で認可を受けて存続しているところも少なくありませんが、東京大学本郷キャンパスの保育所のように認可保育所になったり、同じく東京大学駒場キャンパスの保育所のように自治体独自の補助が出る保育所(東大駒場の場合は東京認証保育所)などに、運営形態を変えてきているところもあります。大学内保育所といっても、地域の人に開放され、その地域のほかの認可保育所、保育室などと同様に利用できるようになっているところも増えてきているのです。

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