いよいよ2009年5月21日からスタートする、裁判員制度。裁判員に選ばれた人には、すでに通知が届いているはずです。でも、まだ小さな赤ちゃんや、幼稚園などに行く前の子どもを抱えている育児中の人が裁判員に選ばれたら、子どもはどうすればいいのでしょう?

裁判所に託児所はない!

子供と親
子育て中の人が裁判員に選ばれたらどうなるの?
裁判員制度は、「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」の成立に伴い、来年5月21日から実施される制度です。成人以上のすべての国民が裁判に参加し、人を裁く側に立ちます。現在は裁判官3名で決めている判決を、裁判官3名+一般の裁判員6名で決めることになります。

でも、小さな子どもを抱えた育児中の母親が裁判員に選ばれてしまったらどうすればいいのでしょうか? 子どもを預けられる人がいればいいのですが、何度も法廷に出向かなければならないとすると、友人などに気軽に頼むわけにもいかなそう。裁判所で、裁判の間だけ預かってくれる施設があれば、子どもを連れて裁判所に行けますが、裁判所のウェブサイトによれば、

裁判所には,裁判所に来られた方々のお子様をお預かりできる託児所のような施設は設置されていません。裁判所としては,今後,裁判員制度を円滑に実施するため,裁判員の皆様のニーズを踏まえつつ,保育所における「一時保育」,「特定保育」や児童養護施設等における「子育て短期支援事業」のサービス・事業をより利用しやすくなるようにするなど,関係省庁と連携しながら,国民の皆さんが参加しやすい環境整備に努めていきたいと考えています。

とのこと。つまりは「まだ環境整備の段階」ということ。裁判所のみなさんは、子育て中の人が裁判員になる場合のことなんて、何も考えていなかったんでしょうかねぇ……。