チェッカーバルブ
チェッカーバルブ
バルブと呼ばれる小型のコイの仲間。体側の模様を、チェッカーフラッグに見立ててのネーミング。
アジアを中心に繁栄するコイ科の魚類は、2400種を超える種類が知られており、淡水魚の中でももっとも大きなグループになります。口の中には歯を持たず、のどに咽頭歯と呼ばれる歯を持つことが特徴の一つです。口ひげを持つものも多く、また一部を除き脂ビレを欠きます。

アジアの熱帯域にも多く生息しているため、観賞魚としてもポピュラーで、アクアリウムにおいても一つの大きなカテゴリーとなっています。多くの種類が東南アジアで養殖され、日本に輸入されてきます。

観賞魚としては、ヘテロモルファなどのラスボラの仲間、ゼブラダニオなどのダニオの仲間、バルブと呼ばれるプンティウスの仲間などが有名です。5cm前後の小型魚が多いのですが、中には最大で3mに達するパーカホーもおり、稀にアクアリウムルートでも輸入されてきます。

カラシンの仲間と双璧をなすほどのポピュラーなグループですが、一部の養殖魚を除けば、どちらかと言えばマニア受けするグループかも知れません。

水槽のサイズ


多くの種類が含まれる多様なグループなので一様ではありませんが、大人しい小型種であれば30cm程度の小型水槽で飼える魚も少なくありません。反面、活発な魚が多く、小型種でも遊泳力の高いものは60cm以上の水槽が必要になります。

10cm以上になる種も多く、60~120cm水槽が必要になる種類も少なくありません。販売時は小さな幼魚が売られていることが多いので、成魚のサイズを把握した上での購入が大切です。販売時に小さくても、数十センチに成長する魚もなかにはいます。

コイの仲間に適したフィルター


特にこれだという物はなく、水槽や飼育匹数にあわせて選択すると良いでしょう。

コイの仲間が好む水


弱酸性、さらに低めのpHを好むものや、中性から弱アルカリ性までと生息地によって好む水質は異なります。養殖魚であれば、中性付近で問題なく飼育できるものが大半で、その他の種でも水質への適応範囲は広いものが多い。全般に水の汚れにも強く、強健種が多いと言えるでしょう。

ただし一般的な飼育に限ってであって、本来の色彩を引き出したり、繁殖難解種の繁殖に挑戦する目的であれば、生息地の水質を模した方が良い結果が生まれる場合が多いでしょう。

コイの仲間の餌


フレークフード
ほとんどの種類が、一般的なフレークフードを口にしてくれる。
雑食性の種類が大半で、やや植物質を好む傾向にあります。一般的な熱帯魚用の餌であれば特に問題ないので、魚のサイズにあわせて適宜選択します。水草の新芽や柔らかい葉を食べてしまう種類も多いので、水草水槽への導入は注意が必要です。

大食漢の種類が多く、特に養殖個体では与えられるだけ食べて肥満になってしまう傾向があります。太りすぎは魚の健康にもよくないので、食べるだけ与えるのではなく、適度の給餌量の見極めが大切です。

どんな魚と混泳可能?


グリーンスマトラ
グリーンスマトラ
スマトラの改良種。丈夫で飼いやすい魚だが、それ程性格がきついという訳ではないのだが、活発すぎる…
観賞魚として人気のラスボラの仲間などは大人しい種類がおおいため、同じようなサイズのカラシンなどと問題なく混泳できいます。スマトラなどバルブの仲間は活発すぎるきらいあり、余り温和な魚との混泳には向きません。また、中大型種の中には性格のキツイ種類もいます。そういった種類では、活発なところを利用して、他の中大型魚などと混泳可能な種類もいます。

コイの仲間の繁殖


種によってまちまちですが、繁殖力が強くばらまき型の産卵スタイルが大半です。特に東南アジアで古くから養殖されているものの多くは、簡単に産卵させることができます。一部、ラスボラへテロモルファなどのように、水草の葉裏に卵を産み付ける種類も知られています。

繁殖自体は容易でも、混泳水槽内で卵胎生魚のように勝手に増えることは稀です。専用の繁殖用の水槽を用いた上で、ちょっとしたコツさえ掴めば、特に養殖魚の多くが簡単に増やすことが可能です。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。