2次試験対策 40%は捨てることができる
大学発表による2次試験の最低ラインを見てみると、2010年度東大合格者最低点は理3の66%は高いとしても、最も低い理1と2で56%で、平均で見ると 61%でいいことがわかる。40%は計算上捨てられるということだ。問題が多い東大、北大、阪大の場合、いかに効果的に時間を使って得点するかが非常に重要になってくるだろう。まずは、50%が取れるような勉強方法で確実に合格に近づけていける。満点を取ろうとするとできない問題にとらわれ、いたずらに時間を浪費し、自滅することになる。そのためには記述練習がどうしても必要になってくるので、先生、指導者から添削を受けるようにしてほうがいいだろう。
センター試験と2次対策の配分は……
夏はまずセンター対策に60%、2次対策に40%ぐらいを割り当てることを目標にするといい。センター試験は効果が出やすく、模試などで成績があがりやすい傾向にある。反対に2次試験は自分の国語力や常識力問題もあり、なかなか効果が出にくく、地道に努力を重ねる必要がある。同じ教科にこだわって何時間もムダにせず、理系と文系科目を交互になるように計画を立てると気分が変わり効果的。私立専願の受験生の場合は、各科目の基本を押さえていく。英語の場合は、語彙と文法を基本にして過去問題で演習していく。他科目の場合でも、中心は過去問題の演習をおく。それと並行して計算力や漢字、社会の一問一答式での大まかな時代の流れを押さえていこう。
無理のないローハードル計画で、実際より多く解けたと思った人が実り多い秋を迎えられるだろう。