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もんじゃの街 月島の歩き方(3ページ目)

東京を代表するご当地グルメ・もんじゃ焼き。そのもんじゃ焼きの店が、約500メートルの商店街に約80軒も集中しているのが中央区月島です。下町情緒あふれる中、昔ながらの味を楽しめる月島を歩いてみましょう。

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド

老舗二代目が伝授! もんじゃ焼きの正しい作り方

月島のもんじゃ焼き1号店『好美家』は商店街の四番街。もちろん加盟店の印・ちょうちんがお出迎え

月島のもんじゃ焼き1号店『好美家』は商店街の四番街に。加盟店の印・ちょうちんが出迎えてくれます

もんじゃ焼は、キャベツ・きりいか・桜エビ・揚げ玉などを、小麦粉を溶いた水でつないだ食べ物。鉄板で焼き、『はがし』という小さなヘラで焦げ目をつけながら食べます。はじめて月島へ行くと心配になるのが「もんじゃ、自分で作らなきゃいけないの?」ということ。大抵のお店ではお店の人が作ってくれたり、手伝ってくれるので安心ですが、折角なら自分でもトライしたいところ。そこで昭和29年に月島で最初にオープンした店『好美家(よしみや)』の二代目・村田耕作さんに、正しいもんじゃ焼きの作り方を伝授していただきました。

1、鉄板に手をかざし熱くなっているかチェック。
(汁を垂らして「ジュー」といえば準備OK)

2、鉄板に油をひき、汁をこぼさないように具だけ乗せ、楕円形のドーナツのような形(中心部分は具がない状態)に整える。これが「土手」。
【ポイント!】鉄板は長方形なので、楕円形に広げると火が上手く通る。どんぶりの大きさの倍のサイズに広げるのが目安。

3、「土手」の真ん中・鉄板の部分に、生地(汁)を流し入れる。すぐにとろみがついてくるので具と混ぜ合わせ、土手をなくす。
【ポイント!】生地は小麦粉が沈殿しないよう混ぜながら流し入れること。

4、全体に形を整えながらまんべんなく広げていき、少しぷつぷつと表面がしてきたら小さい『はがし』で焦がしながらいただきます

村田さん曰く、「五感を使って自然体で作る」が極意だそうです。

<DATA>
好美家
住所:東京都中央区月島3-15-10
TEL:03-3531-7061
営業時間:平日17:00~22:00/土日祝16:00~22:00
定休日:火曜日
アクセス:東京メトロ『月島』駅より徒歩4分
 

『千羽丸』は全行程約2時間。もんじゃ食べ放題、飲み放題で5000円です

『千羽丸』は全行程約2時間。もんじゃ食べ放題、飲み放題で大人5000円です

商店街以外にも月島の隣駅・都営地下鉄『勝どき』駅から発着している屋形船『千羽丸』では、お台場までクルージングし、水上でもんじゃが楽しめます(スタッフは月島育ちなので味は筋金入り)。

もんじゃは「自分で作る」というエンターテイメント性も楽しい食べ物。下町情緒あふれる街・月島で、東京グルメ楽しんでみてはいかがでしょうか。

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