7月1日統合後、全国に広がった遅配

ゆうパックはクロネコヤマトや佐川よりシェアが少なく、なんとか追いつこうとしていたが……

ゆうパックはクロネコヤマトや佐川よりシェアが少なく、なんとか追いつこうとしていたが……

7月1日、郵政の宅配サービス・ゆうパックと、これまで日本通運が手がけていたペリカン便が統合して、新しいゆうパックのサービスがスタートしました。しかし、スタート直後の2~3日から、全国で「ゆうパックが時間通りに届かない」という事態が続出。その後、数日間で遅配は拡大し、1週間経った7月8日になっても、まだ一部で時間通りに荷物が届かないケースが残っています。

さらにタイミングが悪いことに、今はちょうどお中元シーズンの真っただ中。デパートなどからも大量にお中元商品の配送が依頼されていました。そこに大規模な遅配。お店によっては、ゆうパックから他の配送業者に依頼を切り替え対応しているところもあるといいます。

不十分だった現場の訓練

このような遅配が起こった最大の原因は、ペリカン便と統合し荷物の取り扱い量が爆発的に増えたにも関わらず、集配・仕分・配達をする現場が、それに対応できる体制を構築できなかったことだといわれています。

ゆうパックとペリカン便が統合すれば、単純に考えても荷物の量は相当増えると想定できるでしょう。また、もともと集配や仕分のシステムはそれぞれのサービスで違っていたのが、今回の統合では、ゆうパックのシステムに急に統一。

ゆうパックの仕分け現場では、7月1日のわずか1週間前にマニュアルだけ渡され、十分な事前練習・研修もなしに、統合の7月1日を迎えたといわれます。