最近のUSBメモリ事情

書類や画像など大量のデータを持ち運ぶために、軽量で持ち運びしやすいポータブルHDDやCD-R、DVD-Rメディアなどを利用していたのも今は昔。最近はUSBメモリを利用したデータの運搬が当たり前になっている。当初は32MBや64MB、128MB程度と小容量だったが、現在では4GBや8GBは当たり前で、16GBでも3000~4000円前後とリーズナブルになってきている。

常に数十GBのデータを持ち運ばなければいけない場合を除いて、耐衝撃性などで不安を抱えるポータブルHDDを使う理由はほぼなくなったと言っても過言ではないのだ。

デザインも従来からのスティック型だけでなく、USB端子からほとんど出っ張らないような超小型モデルも登場。ディズニーなどのキャラクターモデルも販売されており、バリエーションはかなり豊富だ。

選び方としては、「容量や速度」「デザイン」「機能」のバランスを見て検討するのがお薦めだ。

まずは基本を押さえておこう

■容量は16MBから64GBまでさまざま
容量は16MBから32MB、64MB、128MBと倍々で用意されており、最近では32GBや64GBといった大容量モデルも用意されている。画像やOffice文書などを持ち運ぶのであれば、ポータブルHDDはもう不要といってもいいほど大容量化している。

■高速モデルと低速モデルが混在
一口にUSBメモリといっても、1~数MB/秒程度の低速転送しかできないモデルもあれば、20~30MB/秒の高速転送ができるモデルまでさまざま。低速モデルでは毎回のデータ転送時間がかかってしまうので、できるだけ高速モデルを選びたい。USBメモリーを利用することでWindows Vistaを高速化できる「Windows Ready Boost」に対応するモデルであれば、ある程度の高速転送が期待できる。

■「SLCチップ」搭載モデルなら速度や耐久性で安心
USBメモリに内蔵されているメモリーの規格は、大きく「SLC」と「MLC」の2つに分かれる。MLCは低コストで大容量化しやすいが耐久性が低く(書き込み1万回程度と言われる)、転送速度も高くない。SLCは転送速度が高くて耐久性も書き込み10万回程度と高いのだが、コストが高いデメリットがある。予算が許すならSLCチップ搭載モデルを選ぶのがお薦めだ。

■セキュリティ強化モデルも
パスワード保護ができるモデルや、全データを暗号化できるモデル、指紋認証でデータを保護するモデルなど、セキュリティを強化したモデルも用意されている。個人情報保護法などでセキュリティ保護が法令化されている昨今、重要データを持ち歩く人はこういったセキュリティモデルを選ぶのがお薦めだ。

■デザインモデルも楽しい
「高速」や「高セキュリティ」とは無縁とも言えるが、ディズニーなどさまざまなキャラクターをモチーフにしたUSBメモリも販売されている。「笑い」が狙いで実用性が低いものもあるが、こういったモデルを利用するのも楽しい。

【ガイドお薦め機種】
・バッファロー RUF2-LV32GS-BK
複数チップ同時アクセスにより最大30MB/秒の高速転送を実現したモデル。高速かつ大容量の32GBメモリを内蔵しながらも、1万円を切るコストパフォーマンスの高さが魅力。


USBメモリ選びの4つのポイント

USBメモリ選びのために、ポイントを4つにまとめた。それぞれの解説をもとに、自分に合ったUSBメモリに出会ってほしい。

1. 容量と価格で選ぶ
大容量でコストパフォーマンスの高いモデルを選ぼう。

2. 速度と信頼性で選ぶ
値段は高いが、SLCチップ搭載なら高速で信頼性が高い。

3. セキュリティで選ぶ
指紋センサー搭載モデルや、ウイルススキャン機能搭載モデルもある。

4. デザインで選ぶ
ノートPCに接続しておける超小型モデルや、キャラクターモデルも。

USBメモリ選びの4つのポイント:1. 容量と価格で選ぶ>>

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