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大学受験推薦対策(AO入試など)(2ページ目)

文部科学省によると毎年、国公立大も含めて全国の大学で推薦入試やAO入試の比率があがっている。上位難関大の入試が厳しくなる中、現役合格したい受験生はぜひ考えてほしい選択肢だと言える。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

AO入試とは

AO入試の特徴を以下にまとめておきます。

・学校長の推薦は必要ない。基本的に自己推薦
・調査書の成績は参考にされない場合も多い
・選抜の期間は数日にわたるものが多い
・書類審査をまず行い、次に面接のみの大学や時間指定の論文試験を課す大学もある
・出願は7月から8月が多い

AO(Admission Office)は、まったく従来の形態とは違う選抜方法をとり、慶應義塾大学がSFC(湘南藤沢キャンパス)で始めたものだった。当初は思惑通り、優秀な学生があつまった。しかし、最近はなかなか難しくなってきているので、実際地方にも担当教授が出向いて求める学生を探しているほどだ。推薦試験とどこが違うのかという声も聞かれる。客観的な成績という数値が好きな日本人には、なかなか受け入れがたい制度かもしれない。

この選抜方法の特徴は自己推薦である。まず自己推薦書を書かせる大学がほとんどで、この書き方の指導でかなり一次審査に合格しやすくなる。大学によっては課題となる小論文を書かせるものもある。この小論文が単なる感想文にならないよう、指導を受けた方がいいだろう。

ポイントはその大学が欲しい学生像(大学HPに記載されている)を理解しておくことだ。たとえば、社会問題に関心がある学生をとりたい大学がある。そうすれば、環境問題や高齢者問題などをとりあげたほうがよいだろう。論文やレポートの書き方の本を読んでおいたり、予備校の小論文の講座を受けるのも効果的だ。

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