テーブルコーディネート3つの基本
テーブルコーディネート3つの基本
野菜料理をいただく、ナチュラルなイメージのコーディネート。 |
1.「アイテム」は3種類
クロスの素材には、麻、綿、化繊などがあります。 |
テーブルリネンとは食卓で使う布のことをさします。テーブルクロス、アンダーテーブルクロス、テーブルマット、ナプキンなどがあります。テーブルをしめる面積が多いクロスの素材と色選びは大切です。クロスを変えただけでテーブルの印象ががらりとかわります。
テーブルウェアの中でも白い食器はどんなお料理にも合い、便利です。 |
食器、カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン)、グラスなどが必要です。一人一人が食事をする時に使うテーブルウェアと、料理を取り分ける時に使うサーバーのようなサービス用のテーブルウェアの2種類に分類でき、それぞれ、パーソナルアイテム、サービスアイテムと呼ばれています。
キャンドルの色や高さはテーブルのポイントになります。ディナーにキャンドルを灯してみましょう。画面左はキャンドルスタンドです。 |
テーブルを飾る装飾品のことをフィギュアーといいます。フィギュアーは食卓演出には欠かせないもので、テーブルの上の雰囲気作りに役立ちます。ソルト&ペッパー、ナプキンリング、キャンドル、キャンドルスタンド、陶磁器製の人形などがあります。また、食卓を飾る花やフルーツも、コーディネートの大切な要素です。特に、テーブルの中心を飾るものは、センターピースと呼びます。
2.「ルール」はセッティングの決まり事
- テーブルリネン、テーブルウェア、フィギュアーが綺麗で清潔
- 料理が食べやすいように配置されていて、気持ちよく食事ができる
- 料理と器、器とテーブルの色、形、大きさ、配置のバランスが良く美しい
3.「演出」はテーブルコーディネートの極意
中央トマトの塩コショウ入れはカジュアルなテーブルに。左下銀器の塩コショウ入れは少しフォーマルなテーブルに。 |
誕生日パーティとか、お友達を招くとか、何の目的でコーディネートするかを明確にします。具体的にはいつ、どこで、だれと、何のために、どんな料理を、どんな食器で食べるかによってテーブルコーディネートの内容を決めましょう。
ひな祭りのコーディネート |
クリスマスやお正月、ひな祭り、端午の節句、母の日、父の日など節句や季節の行事、イベントは目的やイメージがはっきりつかめ、コーディネートのテーマ、コンセプトとして最適です。季節にあった料理の献立、クロスの色、器の絵柄、お花や果物など、季節を上手にとり入れましょう。
夏の海のコーディネートイメージ |
最初は、テーブル全体の色を同系色でまとめて、どこか一部に反対色をアクセントカラーとして使うと上手にまとまります。たとえば、季節の色を取り入れ、夏なら全体のメインカラーを「海」のブルーに、さし色をイエローにするという方法があります。
キャンドルの光はコーディネートを素敵にしてくれる |
最後は食卓の小物使いで決めます。アイキャッチとして、雰囲気を盛り上げる小物を仕上げに使います。夜は照明やキャンドルの光を使い素敵な演出をしてみましょう。
食卓を、自分の好きな食器やクロス、お花や小物を使って、あれこれ飾る工夫は楽しいものです。ご家族や友人、お客様に喜んでいただけたら、楽しさは何倍にもなります。しかし、テーブルコーディネートはお食事をおいしくいただくことが目的です。また、相手を思いやる、おもてなしの気持ちが基本ですので、過剰な飾りつけは避けたいものです。
食空間コーディネート |
テーブルの上だけではなく、部屋のインテリアや、ベランダ、テラス、お庭のガーデニングへと広げて楽しむこともできます。香り、色彩、照明、音楽も含めた幅広い楽しみ方があります。というと、なにか広々としたスペースと沢山の食器がなければテーブルコーディネートはできないと思われるかもしれませんが、そんなことは決してありません。ふだんの食卓空間のなかで、お手持ちの食器を組み合わせて素敵に使うこともコーディネートの極意です。
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