ベストシーズンはいつ? 韓国の季節
知っておくと便利な韓国の祝日やイベント情報を季節別にご紹介します。旅程を合わせて出かけると楽しいイベントや、避けた方がいい祝日などがあるので、旅のスケジュールを決める前にチェックしてみてください。祝日は、陽暦で祝うものと陰暦で祝うものがあります。少し複雑に感じるかもしれませんが、韓国では誕生日を陰暦で祝ったりすることもあり、日本以上に陰暦の感覚が生活に根付いています。ちなみに韓国では祝日が日曜と重なっても振り替え休日にはなりません。祝日は日本と同様、オフィス以外の一般のお店はほとんど開店しています。ちゃんとショッピングを楽しめるのでご安心を。ただし、博物館や遺跡など、国や市町村が管理する施設は休みになる場合があるので気をつけて。また、陰暦で祝う祝日の場合は、毎年休みになる日が変わるので要注意! ここでは2009年度の情報をお届けします。
韓国の春(3・4・5月)の有名な行事
春になると、韓国でも桜が満開。韓国の新学期は3月からスタートします |
■3月1日:三一節(サミルジョル)……祝日
1919年3月1日、日本統治下に置かれた韓国で独立運動が起こった日です。独立運動発祥の舞台となったタプゴル公園や、鐘路の普信閣などを中心に追悼記念行事が行われます。
海の真ん中を歩けるなんて不思議! |
日本の演歌歌手が歌ったことで日本でも知られる全羅南道珍島の海割れ。毎年4~5月に海が割れて人が歩けるようになる、という不思議な現象です。一目この海割れを見ようと、この時期は大勢の観光客が訪れます。自然現象のため、お祭りの日程は毎年変わります。
■5月3日:宗廟祭礼祭
朝鮮時代から続く伝統ある大祭で、ソウル市内にある宗廟で行われます。歴代の王と皇后を弔い国の安泰を祈る儒教的な儀礼で、現在も朝鮮王族の子孫により執り行われています。この祭礼で奏でられる祭礼楽は、韓国の重要無形文化財第1号で、ユネスコ世界文化遺産(2001年)にも登録されています。観光用に再現した祭礼ではなく、歴代の王らの霊を祀るため、現在も伝統的に行われている行事なだけに一見の価値あり! 毎年5月の第1日曜日に行われます。
寺院はもちろん、町中に燃灯が吊り下げられます! |
お釈迦様の生誕を祝う日で、毎年陰暦の4月8日にあたる日に大規模な燃灯祝祭が行われます。町中に色とりどりの燃灯が飾られるほか、ソウル広場や清渓川を中心に、蓮や釈迦をモチーフとした巨大モニュメントが登場するなど、韓国中が祝祭の雰囲気に。メインイベントは、東大門から鐘路までの大通りで行われる祝賀パレードです。僧侶や寺院関係者、楽団、美しい衣装に身を包んだ参加市民らが、大きな張子の動物や巨大な燃灯と共に練り歩く様子はとても幻想的です。
夜も大盛り上がり! ソウルのエネルギー溢れるビッグイベントです |
1年に4回、春夏秋冬に分けて開催される年もあるソウル最大のお祭り「ハイソウルフェスティバル」(2009年は春実施)。毎回テーマが決められ、テーマに沿った催しがあります。ソウル広場を中心に特設会場が設けられ、パレードやコンサートなどが連日行われます。もちろん無料で楽しめるので見るっきゃないですよ!